はっきり言ってしまうと僕はRSSリーダー(アグリゲータと呼ぶべきか)が性に合っていない。
思うに理由は幾つかあって、
まずはそんなところだろうか。
結論じみて言えば、多分に僕は面倒臭がりで贅沢屋なのだ。
これでようやく巡回してくれるようになる。恐らく普通のリーダーなら登録はほとんどワンアクションで済むだろう。
また動作上も不可思議なところがあり、Becky!はHTMLメールが到着した場合、HTMLコードで見るかテキストに変換してみるかタブで選べるのだがこのプラグインではそれが逆に表示されたり、新着記事があってもタスクトレイで点滅してくれなかったり、そもそもソフト自体が昨年の夏以来放置気味だったり・・。
にも関わらず何故僕は頑固に使い続けているのか。
長らく自分でも不思議だったが、最近一つ気付いたことがある。それは僕の中に
能動的に情報を読みに行く時 = ブラウザ
受動的に通知を受けたい時 = メーラー
という確固としたPCライフ(苦笑)スタイルともいうべきものが出来上がっており、これを崩すのを気持ち悪く感じるようになっているのではないか、ということだ。
とすれば本来受動的なBlog更新通知をブラウザのブックマークやメニューで知るのはブラウザの範疇を犯すことであり、ライブ・ブックマークさえうざく感じたのも合点がいく。
たとえメーラー内に3ペインで勝手にブラウザっぽくBlogサイトが表示されても僕は何となく面倒に思うだろう。それぞれの記事を読むかどうかは、タイトルやサマリを見て自分で明示的に選びたいからだ。
または、RSS(RDF)のcontentタグに全文入っていれば、ほとんど用を足してしまう気もする(以前そんな議論もありましたが)。実際それで済ましてしまう場合も多く、実を言うと概要などをFeedに入れて欲しくないとまで思っている(概要しか表示されなくなってしまうから)。
ここまで来るとメーリングリストやメールマガジンの利用とほとんど変らない。
横目で流れてくるメール(記事)のタイトルや内容を流し、ちょっと気になったらリンクをクリックしてブラウザでメーリングリストのアーカイブ(サイトの記事本文)を読みに行く。
実はこれで何も困っていないし、それ以上も特に望んでいない。
いや、しいて言うなら、気に入ったBlogサイトを一発で登録したり任意のRSS/RDF要素をカスタマイズして表示できるBecky!のプラグインが欲しかったりするのだが。
そう考えると、果たしてRSSリーダー、またはRSS/RDFのFeedは何かを「本質的」に変えてくれただろうか。
僕はそうしたことは積極的には起こっていないのではないかと思っている。
データのPush/Pull方向が変ったり、データのメタ化が進んだことは十分に認められる。しかし結局はデータのトランスポートレイヤー構造が変っただけ、とも捉えられる。つまり何かを代替したに過ぎない、とも思うのだ。
Blog自体は確かにユーザーに簡易な方法や手段によるサイト構築というメリットをもたらした。
しかしFeedは本質的には「まだ」何も新しいものを提供できていないとも言えないか。RSSリーダーはその意味で果たしてキラーアプリケーションと呼べるだろうか。
僕は「まだ」呼べないと感じている。
ブラウザやメーラーの現在の確固とした地位も脅かすようなそんな革新的で魅惑的な「何か」。
全く思いつかないものの、RSSリーダー(若しくはそれ以上の何か)にはまだそんな可能性はあると思うしアイデアも出尽くされていないし、開発者らの本来の知性もRSSの分野においてはまだ発揮されていないと思う。
とは言え自分でそれを創り出そうとは(少なくとも今のところは)全く思わず、ただただそう熱望するだけなのだが。
そう、僕は面倒臭がりで贅沢屋なのである。
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