月別アーカイブ: 2009年12月

2009-12
26
20:04:17
年内いっぱいニコニコPodderフル機能版試用キャンペーン


日頃からニコニコPodderをご利用頂きありがとうございます。
お陰様で数多くのユーザーさんにご利用頂けるようになってきており、大変感謝しております。
そこで皆さんにお礼も兼ねて還元させて頂きたく思い、明日27日午前0時から年内いっぱいまでの5日間、購読をされていないユーザーさんにもフル機能を解放します。
時間になりましたらニコニコPodderを再起動して頂けますと未購読の場合試用期間という扱いになり、すべての機能がご利用になれます。
ぜひこの機会に存分にフル機能を試してみてください。

また、実を言うとこの期間にメンテナンスも予定しており、最大2~3時間程度なのですがサーバーの停止を伴うためその間ニコニコPodderの利用にも影響が出るかも知れません。
そこでごめんなさいの意味も兼ねてのキャンペーンとなっております(^^;
購読ユーザーにおかれても、なにとぞご了承ください。

せっかくですのでフル機能版の紹介ページも作ってみました。ぜひこちらにも目を通して頂いて、年内最後のニコニコライフを楽しんでもらえればと思います。

追記(2010/1/1)

お陰様で予想以上に多数のご利用を頂けたようです!ありがとうございました。
ぜひこれを機にフル機能版もご利用頂ければと思います。
なおメンテナンスは諸般の事情で延期となりました。次回行うかどうかは未定です。予定がありましたらまたお知らせします。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

2009-12
19
06:27:44
ニコニコPodder R1.2系列のロードマップとご要望について


以前にもお話ししたように、現在の安定版であるR1.1系列は今後大きな問題が発生しない限りほぼ現時点でリリースエンドとなる予定です。
現在次のリリース系列となるR1.2系列の開発に着手しており、少し機能のロードマップを明記しておこうかと思います。

■独自集計機能を用いたマイリストや動画のレコメンド機能

まだアイデアレベルですが、要は独自のランキングのようになるのでしょうか。
日々多数の動画がニコニコPodderによって登録されたりダウンロードされているんですが、もしこれが集計できればランキングから自動的にダウンロード・変換・登録したり、あるいは似た好みの人を見つけてその人のマイリストを見つける、などが可能になるかも知れません。
所謂レコメンドは本当に奥深いのでどこまで可能かは不明ですが、そうした方向性はあるということで。

■ソーシャルとの連携

例えばTwitterへの投稿や何らかの連携を模索しています。
このあたりはもう少し叩く必要があるので明確にはしませんが、一般的なソーシャルネットワークとニコニコPodderの情報を自動的に連携させる、などとイメージしてみてください。

■変換オプションの編集の簡易化

現在はnicoPodder.iniを編集する必要がありますが、今後はニコニコPodder自身で編集可能にしたいと思います。このあたりは要望もありましたね。
基本的には上級者向けの機能になるのだと思いますが、(サポートはしませんが)例えばPSPなどへ転送が楽になるといいですね。

■自分のマイリストとそれ以外の明確化
現在は登録した自分のマイリストとそれ以外の区別は無いのですが、登録したマイリストが自分のなのか他ユーザーかなどを判別できるようにします。
これによってドロップダウンリストでカテゴリー分けをしたり、操作手順上行えない操作は無効にしたり、利用する際に並び順が明確になるなど操作性が向上することを期待しています。

■ランキング機能への対応

これはニコニコ動画側のオリジナルランキングです。
一応現在のR1.1.18でもランキングURLを指定してランキングを取り込むことは可能となっていますが、もう少し積極的にランキングに対応するようにする予定です。
具体的にはマイリストと同列にランキングを扱ったり、取り込むランキング数を指定したり、URLをいちいち指定するのではなくメニューから選ぶ、などの機能を想定しています。

■ローカルマイリストの拡張

例えばローカルマイリスト専用のマイリストを追加できるようにすると、例えば、とりあえずマイリストのようなものが出来るかも知れません。またランキングなどでの利用も見越して、単にローカルマイリストを無効に出来るオプションも想定して柔軟な利用を可能にします。
細かくはもう少しあるんですが、現在考えているのは大まかには上記のようなことです。
但しすべての機能を実装しないかも知れずあくまで予定と考えてください。

これに伴って、R1.2系列へ向けたご要望も募集しています。
頂いたご要望すべてを実装することはなくあくまで取捨選択や変更させて頂きますが、ぜひコメント欄まで要望をお寄せください。
以前または最近すでにお寄せ頂いていたとしても、再度コメントして頂いても構いません。(その方がいいかも。。)

恐らくまずは年末年始を中心に開発作業をすると思うんですが、大体年内まででご要望を頂けると助かります。
またR1.2系列の最初のリリースは年明けに出来るといいなとは思っていますが、実際には遅れて春ぐらいまでかかるかも知れません。気長にお待ちください。

以上、コメントをお寄せ頂ければ幸いです。

2009-12
17
02:58:39
過保護は主体性を腐らせる、のか


ちょっと唖然としたのでエントリーを上げてみる

まあぶっちゃけ
Amebaのセキュリティ対策について

そもそも脆弱性を意識しているエンジニアがいないから、第三者に頼ってるだけじゃん?ってのが大体の感想だろう。このアメーバのコメントでも「第三者検証まで導入している」というのが免罪符のように語られているのが印象的だ。
これには奥深い物も感じていて、そういう第三者検証を導入するからこそ、現場エンジニアの脆弱性に対する意識や主体性、責任感を欠如させている側面があるのでは?と感じる。

ちゃんと金を払って第三者検証を導入しているアメーバ自体は偉いと思う。上がそれなりには脆弱性に対してプレッシャーを感じている証ではあるだろう。
けれど得てしてそういうプロセスを入れることで現場での「どうせ第三者検証プロセスが入るし」「テストチームがチェックしてくれるし」という意識にも繋がりやすい。更に言えばマネージメント層においても「金を払って検証させているのだから問題が発生したら第三者検証業者の問題だ」とのエクスキューズにも繋がりやすい。

テスト全般では当然のことなのだけど、現場のプログラミングチームが主体性と責任を持てないとバグとか脆弱性は減らないんじゃないかな。だいたい、第三者がコードも見ずに脆弱性なんてまず評価できないと僕は思っている。ブラックボックス・テストでホワイトボックス・テストは兼ねられないはずだから。
はまちちゃんも言っているように、どこが悪いだとかどこを直すではなく全体として脆弱性対策が取られていないというのは、現場が全く意識していなくて、第三者検証部隊はブラックボックステストで分かる範囲しか試して無くて、マネージメントは金を払って責任転嫁できると安心している証左だろう。

この辺のモチベーション維持はまさしくマネージメントの範疇であって、いろいろな方法はあると思うけど例えば、バグや脆弱性などの問題は開発チームの責任であって理由は何であれそのチームが確実に対処すること、問題を少なくするのが開発チームの評価であること、一方テストチームの評価はバグ発見率で行うが一方でバグを見逃したとしても何ら責任を取らなくてよい、という体制でチーム運営したことがある。当たり前のことではあるんだけど、意外にここを明快に出来ていないチームも多い。
結果としてどうだったかはちゃんと効果検証できていない(難しい)ので何とも言えないのだけど、そうした主体性を持たせるチーム作りという発想がないんじゃないかな。
せっかく予算も十分にあるだろうに、もったいない。
方向性のない過保護は結局主体性を腐らせてしまうのだと思う。

一方で経営層とかは、テストチームや脆弱性専門業者も入れて金を使ってるのに何で??とか思って下に当たったりしてるんだろうね。ご愁傷様です。
そういう会社や組織を変えるにはどうするべきなんだろう?と以前考えたことがあるけど、今でもよくわからないです。

2009-12
07
22:35:31
業務連絡


ニコニコPodder購読にお振込み頂いたO.K.(姓 名)さん、すでに振込から数日以上経っていますが、まだフル機能版をアクティベートして頂いていないようです。
もしフル機能版を有効にする方法が分からないのであれば、ニコニコPodderの[購読]-[購読のお申し込み]から銀行振込をクリックして書かれている方法を参照してみてください。振込をしたからと言って自動的にはフル機能版は有効になりません。
もしくはメールでお聞き頂いても結構です。

2009-12
05
00:43:47
Google日本語入力から結局ATOKに戻すことにした


理由は果たして何が正しい日本語で正しくないのか、判断できないから。
こちらのブログでも指摘されていることなのだけど、例えば「年俸(ねんう)」というのは実は誤読だ。同様に「年棒」も間違い。正しくは「年俸(ねんう)」である。
ATOKであれば正しい「年俸」以外の選択肢は出てこない。「ねんぼう」で変換しようとすると「年俸の誤読」としっかり指摘される。

Googleの発想は恐らく(少なくとも建前上は)「テクノロジーは悪ではない」といういつもの考えに尽きるのだろう。つまり検索エンジンにせよ今回の日本語入力にせよ、膨大なデータから純粋に機械的に集積したものであって、それ自体に悪かどうかなどの視点は含んでいない、ということだ。たとえそれがますますGoogleへの依存を高めるにせよ。
すなわちwisdom of crouws(群衆の叡智)を第一とする考え方である。
けれど、果たして大衆の意見が常に100%正しいだろうか。特に何か一定の答えが厳然として存在する場合には尚更だ。
人間は誤読もするし勘違いもする。それらを何ら一定の判断を課さずに集計するだけでは本当に正しい事実(=真実)には近づかないだろう。
今回の日本語入力はまだ失敗作だと思うのだけど、集合知をいかに活用するべきかのよいテストケースにはなっていると思う。集合知はまだまだ活用するにはその加工が問題になりやすいと思うのだが、そこを超えるブレイクスルーが見つかるきっかけにはなるかも知れない。

ということで、要するにビジネス文書や普段の文書でも恥ずかしい間違いをしたくないので、言語能力を無くした現代人としてはIMEには頼れるナビゲーターであって欲しいというのが理由になるだろうか。

とは言え、少し使うだけでもその語彙の網羅性は確かに強力で、それだけでやられてしまうのもよく分かる。
ならば、もし本当にGoogleが「これでお金を儲ける意図はなくて、純粋に集合知を持って世の人々に貢献したい」とか思うのであれば、ATOKのプラグインとして提供すればいいではないか?
IMEとしての性能ではまだまだATOKの方が上だと思うし、そこにJustSystemなりがGoogle日本語入力の語彙に専門的なトリアージュを施せば最高の出来になると思うんだけどなぁ。