年別アーカイブ: 2013年

2013-01
13
00:30:42
ニコニコPodder R1.3.0をリリースします


久しぶりのメジャーバージョンアップです!また今までで最も手間のかかったバージョンアップでもありました。
新しいR1.3系列は当面は開発版との位置付けで、R1.2系列も平行して提供していきます。まだうまく動かない・バグが多い・もしかするとデータを消してしまうなどの致命的な問題があるかも知れない、などのリスクはありますが新しい機能を使用したい場合にはR1.3系列を、安定したバージョンを使用したい場合は従来通りR1.2系列をお使い下さい。
サポートポリシーは「最新版のみサポートする」ですが、当面はR1.3系列とR1.2系列でのそれぞれの最新版がサポート対象となります。
またR1.3系列の機能は今後大きく変更してしまうかも知れませんし削除するかも知れませんし、(できるだけ避けますが)データ整合性が無くなることもあるかも知れません。当面はそうした前提でご利用下さい。

以下、長くなりますが最新機能をご説明したいと思います。
仕様として変更された部分もありますので、既存ユーザー様はぜひご確認下さい。

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2013-01
11
01:35:14
日本通信株式会社殿への公開質問状


日本通信株式会社御中

この度御社との契約に関し問題となっている点に関連して、以下の通りここに公開質問状を掲載するものです。
何とぞご回答頂きたくお願い申し上げます。

背景

2012年12月上旬、私は「b-mobile月額定額2980円限定Happyパッケージ」を御社宛に申し込みました。本パッケージはドコモLTE/3Gに対応した最大LTE 75Mbps/3G 14Mbpsを謳ったデータ通信専用SIMと2年間の利用で実質0円とするWi-Fiルーターとのセット販売のパッケージです。
しかしながら別稿にも記載しています通り、最大LTE 75Mbps/3G 14Mbpsを謳いながらも私の環境(3G環境)ではせいぜい100-数百Kbpsの性能しかまた頻繁に数十Kbpsしか出ず全く使用に耐えるものではありませんでした。
そのため同12月中旬に「契約取消」を御社へ申し出ましたが御社はデータ通信契約の「解約」としてのみ取り扱い、本日現在に至るまで未だ御社は契約取消に応じず初期費用および1ケ月分の利用料金更に端末割賦分を今後もクレジットカードから引き落とし続けるとされています。

質問事項

1. 既に御社へも計測データを送付しているように私の環境では平均的にもダウンロードが数百Kbps、頻繁に100Kbpsを下回る性能しか得られず絶対的な性能値云々以前に「利用に堪えない」状況であり故に契約取消を迫らねばならない状況でした。すなわち「使用できない製品」だった訳です。御社の瑕疵が原因にもかかわらず御社が契約のキャンセルを認めずあくまで課金を続けられる理由をご説明下さい。

 

2. 御社では、月額980円でダウンロード速度を最大150Kbpsに「制限」しているプランもお持ちです。しかし私のケースでは月額2980円のプランにも関わらずこの980円プランにも満たない性能の場合も多くありました。これは大変不公平かつ不公正なことであると個人的には考えますが、こうした事例に関しての御社の見解をお聞かせ下さい。

 

3. 御社における「ベストエフォート」の定義をお教え下さい。

 

4. ベストエフォートとは日本語では「最善努力」と主に訳されますが、一説には契約に厳しい欧米では契約事項に含めるからにはどのような「最善努力」がなされているか非常に厳しく求められる事項であり契約に含める場合にはかなり躊躇される条項であるともお聞きします。
御社ではベストエフォートに関して具体的にどのような「最善努力」をされていますか。またその最善努力は具体的にどのような成果を上げてきましたか。

 

5. 他社の同様なドコモ殿MVNO(IIJmio殿など)では上記計測と同様の環境でもどの時間帯でも、ダウンロードが1Mbpsを下回ることはまず無く通常はコンスタントに2-3Mbpsを維持しています(3G環境の場合)。御社と全く同じような価格帯の製品であり同じドコモ殿のMVNOでありながらこのような差が出る原因は何でしょうか。どのような原因が考えられますでしょうか。

 

6. 電話サポートでは「他のお客様から同様のお叱りは頂いている」とお聞きしています。他のお客様にはどのように対応されていますか。また皆さん上記の説明にて大変満足されて納得されていますでしょうか。

 

7. 例えどのような「低スピード」「低性能」であろうとも御社が「ベストエフォート」と銘打たれていらっしゃる限りは、今後含めて顧客からの契約取消を「一切受け付けない」方針は変わりませんか。

 

以上となります。
お忙しい中恐縮ですがご回答賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。


以上の内容で、日本通信殿へはご連絡申し上げる予定です。
何か進展ありましたら当ブログにても取り上げます。

以上

 

(追記)  Twitterでの反響をまとめてみました。

(追記) 2013/01/24

以下の内容で催促のメールを送付しました。

日本通信株式会社
代表取締役社長  三田聖二殿
代表取締役専務CFO  福田 尚久殿
常務執行役員  田島淳殿

先日1月11日付けにて下記の通り、御社宛公開質問状をご通知および下記URLにて公開させて頂いております。
勝手ながら18日までのご回答をお願いしておりましたが、本日に至るまでご回答を頂いておりません。
本公開質問状は公開後約数万ビュー閲覧されており、ネットでの反応を見ましても大変注目される質問となっております。
ぜひ御社のお立場やお考えを明らかにして頂きたく、正々堂々ご回答頂けませんでしょうか。
ご回答若しくは回答の是非、回答できない場合は何故出来ないのかお教え頂けましたら幸いです。

お忙しい中大変恐縮ですがご返答賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(追記) 2013/02/08

こういうツイートを日本通信の公式アカウントからもらっていたのですが、

スクリーンショット 2013-02-08 7.41.45


本日に至るまで二度サポートへ催促したのですがガン無視されてますね。
多分上から黙殺するように指示されているのでしょうね。

 

2013-01
08
19:17:08
キャリアが販売する国際機の国内外価格差が酷い件


最近に始まったことでは無いのだけど、メーカーが国際的に展開している携帯機種が日本国内でもキャリアが採用して販売を開始するというケースがスマホの浸透以降顕著になってきた。
一番最初に注目されたのはXperia X10だっただろうか。
但し2年ほど前まではSONYやサムソン、LG、HTCといった主要プレイヤーの場合は国際機をほぼそのままのスペックで提供していたケースが多かったけれど、昨年頃からおサイフケータイやワンセグなどのいわゆる「ガラケー機能」を日本市場向けに搭載した国際機も目立つようになってきた。時にはHTC Jのようにまず国内向けが発表され、後にガラケー機能を省いた機種を国際展開するケースもある。
これはメーカーが日本市場にコミットメントを強めたと見るべきか、あるいは国内メーカーが軒並み少なくなり品揃えに問題が出て海外メーカーに泣きついているのか、どちらだろうか。

つまり海外と国内でガラケー機能有る無し程度の差の同じような機種が販売展開されている訳だが、こうした機種での国内外価格差がとても酷い。以下はそれを比較してみた表だ。

国際機種 販売元 機種型番 販売価格
Xperia V 1shopmobile $519 ¥45,672
ドコモ Xperia AX(SO-01E) ¥68,670
au Xperia VL(SOL21) ¥75,600
HTC J 1shopmobile $519 ¥45,672
au ISW13HT ¥52,920
Galaxy SIII 1shopmobile GT-I9300 $585 ¥51,480
ドコモ GALAXY S III α (SC-03E) ¥81,270
GALAXY Note II 1shopmobile N7105 $715 ¥62,920
ドコモ GALAXY Note II (SC-02E) ¥80,430 *RAM 32G/Xi
Optimus Vu 1shopmobile P895 $439 ¥38,632
ドコモ Optimus Vu (L-06D) ¥84,630 *Xi対応

* 2013/1/8時点での調査価格。キャリア機は公式オンラインショップでの価格。$1=¥88で計算

ざっと見ても、国内機種は海外機種の50%程度から最も酷いのは倍以上の価格が付けられている。
これを見て一概に信じられるだろうか?果たして何が理由でここまでの差となるのだろうか。

まずは「1shopmobileなどの海外携帯通販ショップは安売り店なのでは無いか」との疑問があるだろう。
しかし1shopmobileなら、例えばiPhone5 16G (もちろんSIMフリー機だ) は$759=約67,000円で販売している。au/ソフトバンクではそれぞれ61,680円と51,360円なので逆に高い。
そもそもこうした通販ショップは「現地で買えない海外居住者向け」なので安売りどころか逆にプレミアムを付けて売っていると考える方が合理的だろう。つまり上記での海外価格は現地ならもう少し安く買える可能性がありそうだ、ということだ。

ではこうした価格差の「元凶」は何だろうか。幾つか検討してみる。

1. ガラケー機能など日本向け機能のコストの差

以前僕は「ガラケー機能に拘り続ける日本のキャリアはメーカーの疲弊と調達コストの増加を引き起こす」と書いたことがある。
もちろんFelicaチップなど海外機には無いハードウェアも追加しているしまた表にもコメントしているようにXiやWiMAXなど海外機には載っていない機能を追加している例もある。その分コストが上がっていることは間違いでは無いだろう。
しかしそれでもここまでの価格差が生まれるものだろうか。僕はそうした調達やアセンブリの専門家では無いが、5割増しから倍というのは少し考えにくい。

2. 海外メーカーが足下を見て納入価格をぼっている?

これも少し考えにくい。
もしキャリアが本当に「高くぼられている」と感じるなら他メーカー間で納入価格競争は出来るし、そもそも契約段階で納入ロット数とロットあたり価格はコミットメントされているはずなので、そう単純なことでは無いはずだ。
(海外メーカー全てで裏カルテルでも組んでいない限りは)

3. 他国内メーカーとの価格差調整

これは如何にもあり得そうなシナリオだ。つまり本来の海外メーカー価格に合わせた販売価格では、国内メーカー機は太刀打ちできないのでは無いか。
そのため全体の販売価格をキャリアが調整し、一定の価格ボックス圏で全メーカーを販売している・・・という考え方だ。
しかしもしそうならこれは消費者にとっては大問題だ。
一般に国内携帯販売では自由な価格競争が確立されていないし、単純にいえばキャリアが言えばその価格で販売せざるを得ないからだ。それは半ば価格統制でありまたカルテルにも似た構造が出来上がってしまっていることになる。
ここは想像でしか無い。しかしやはり以前「キャリアは通信費をコストから算出していないはずだ」と書いたとおり、日本のキャリアは販売価格に対しては如何にも殿様商売だと感じている。決して否定しにくい考え方ではあろう。

とは言えこの考えだけでは、1機種ぐらいまた台数限定などで2-3万円程度の「目玉機種」が少しはあってもいいと思うのだが、それが出てこない説明が付かない。

4. 月々サポート/毎月割/月々割などの割引価格調整のため

3がメーカー保護と保身のための「施策」だとすると、こちらはユーザーを惑わす「マーケティング施策」ということができる。
ご承知のように、「建前上は」月々サポートや毎月割は「2年間の契約を前提に端末価格が実質0円になるように(あるいは0円近くになるように)月額料金から割り引いていく」販売手法だ。
すなわち月々サポートや毎月割が高ければ月額料金がそれだけ安くなるかのような錯覚をユーザーに与えることが出来る。実際には(原則的にはだが)端末代が0円に近づくだけで月額料金は何も変わらないのだが、キャリアから見た欠点は割り引ける(ように見せかけられる)上限は端末代金に固定されるということだ。
おわかり頂けるだろうか。つまり端末代金が高くなければこの割引価格も高く設定できないのだ。
4万円程度の端末価格に設定したのでは月に1500円程度しか設定できない。しかし8万円にすれば「月に3000円割り引きます!」と宣伝できるのだ。またユーザーからすると途中解約するとこの割引も当然放棄することになるので残り割引価格が高ければ(つまり端末価格が高ければそれだけ)解約を躊躇させるような効果もあるだろう。1年での解約時に2万円を放棄するのと4万円放棄するのではプレッシャーは大きく異なるはずだ。
そう考えてみると、国内ではスマホは大体6-7万、タブレットは8-9万という価格レンジに機能差などの例外なく含まれている気がする。

 

さて、そろそろこうした内外価格差の正体も見えてきたのでは無いだろうか。
繰り返すがもちろんこれはすべて想像の域を出ない。しかしこうしたふとした疑問からキャリアの思惑を見通す努力を怠るべきでは無いとも思っている。
さて皆さんはどう考えられるだろうか。

ところでこのエントリーは実は前振りのつもりである。
近いうちに本当に書きたかった4についてのエントリーを投稿したいと思っている。

 

2013-01
04
13:11:13
【メンテナンス】ニコニコPodder/ニコニコシェア: サーバー移行のため1/7 AM4:00からAM8:00の間、1時間ほどサービスが停止します


ニコニコPodder/ニコニコシェア利用者各位

いつもニコニコPodder/ニコニコシェアをご愛用頂き誠にありがとうございます。
この度ニコニコPodderおよびニコニコシェアサービス用サーバーの移行を行うため、2013年1月7日(月) AM4時からAM8時までの間の1時間ほどメンテナンス作業を実施します。
サーバー移行でありますためサービスが停止し、その間ニコニコPodder/ニコニコシェアを起動したり起動しっぱなしの場合には「購読が確認できません」旨のエラーが表示される可能性があります。ご了承下さい。

この4時間のうちずっとメンテナンスを行う訳では無く、約1時間程度と見込んでいますが、タイミングにより上記のような影響を受けられる方もいらっしゃると思いますので、あらかじめお知らせするものです。
またこの時間内を見込んではいますが、状況によっては多少時間が前後する可能性もあり得るかと思います。申し訳ありませんがご了承下さい。

このメンテナンス終了後、サービスは新サーバーへ移行します。IPアドレスも変更となりますためご利用者のDNS環境によってはすぐに変更が反映されない可能性もあります(これは当方では操作できません)。
その場合には少し時間をおいてニコニコPodder/ニコニコシェアの再起動を行ってみて下さい。場合によってはOSの再起動が必要な場合もあります(DNS情報はOS側でキャッシュすることもあるため)。

テストや動作確認は徹底的に行っているつもりですが、何かしらの不具合がその後発生する可能性もあり得ます。
もしご不審な点がありましたら、こちらのコメント欄か若しくはメールででも結構ですのでぜひお知らせ下さい。

メンテナンス終了後にはまたこちらにてご報告させて頂きます。

ご利用者の皆様にはご不便をおかけしますが、何とぞご理解頂けますようお願い致します。

 

追記(2013/01/07 06:05)

メンテナンスは無事終了致しました。皆様のご協力に感謝致します。
まだPaypalとの連携など本番でしか最終的には確認できない事項も残っていますため、しばらく監視し続けます。
皆様の方でも何かお気づきの点ございましたら、ぜひお知らせ下さい。
どうぞ宜しくお願いします。