「サービス」タグアーカイブ

2004-11
06
02:44:00
Blogはネットの勢力図を変えるのか
– Blogサービスのアクティブユーザー数比較 –


旅行びと日記blogeetも紹介頂いているBlogFan.ORG(ブログファン)さんで各Blogサービスのユーザー数比較の新しい試みをされています。
各サービス事業者が「登録ユーザーが○万人突破!」などのリリースをよく出していますが、単なる登録者数ではなく実際に記事を投稿しているアクティブユーザーを比較する、というものです。公称ユーザー数を水増しする「死にユーザー」を排除するという点からは非常に興味深く、定点観測好きにとっては格好の資料と言えるでしょう。
月/週/日毎での実際に記事を投稿したユーザー数(not= 記事数)を集計してデータ化することで、ユーザーの定着度つまりは人気度を比較しようというのは試みとしては新しいものです。
まだ10月からの集計データしかないものの、今後数ヶ月から1年以上のデータが蓄積されれば、かなり信憑性のある各サービスの栄枯盛衰が導き出されることでしょう。
詳しい内容は上記リンクを参照してもらうとして、結果を考察してみましょう。

Continue reading

2004-09
06
23:09:00
各BlogサービスでのXHTML/HTML 4.01対応状況比較(その3)


さて、前回からの続きです。今回でこのネタシリーズは最終回です。

最後に残った記事作成画面での入力ボタンと対応するHTMLタグの例を見て下さい。これは記事作成画面でのHTML入力支援のためのボタンと、それにより挿入可能なタグ種類です。(但し一部の例です)
気付いてもらえるでしょうか。物理タグ(<b>や<i>)を記事作成時の標準に採用しているサービス事業者が随分と目立ちます。
これは不思議なことで、XHTMLやHTML 4.01を宣言しているのに、何故か物理タグをユーザーに使用させたがっているのです。
物理タグ/論理タグとXHTML/HTML 4.01の関係については別にここではこれ以上言及しませんが、普通標準準拠の意識があれば、極力避けることでしょう。
今回のテストでは簡単なXHTML/HTML 4.01双方にValidな記事を使用しました。つまり、主にテンプレートに対する対応状況のテストだったと言えます。
しかし、例えば非常に高得点だったPwBlogであっても、記事が物理タグや宣言された標準に準拠しないタグ構成を使用すれば、全体として標準準拠とは言えない方向に向かうしかありません。その1でも述べたように、Blogとはテンプレートにユーザーが書いたコンテンツを当てはめて文書を完成させるシステムだからです。
しかし何故ここまで物理タグが幅広く採用されているのでしょうか?

Continue reading

2004-09
04
00:34:00
各BlogサービスでのXHTML/HTML 4.01対応状況比較(その1)


きっかけは、こちらの記事。なかなか面白いことを思いついて試されてます。
但し実際に自分で試してみると、この結果とはかなり点数が変わることにも気付きます。これは当然のことで、日々記事内容も変わりつつある以上、その内容が点数にも影響を及ぼしているからです。中には数十点以上の差異が出ていたり。
Blogで遊び始めた頃から、BlogシステムではXHTMLやHTML4.01などのHTML標準をどこまでコミットされているか興味を持っていました。BlogがCMSや手軽なHTML作成システムとして持てはやされるのであれば、やはりユーザーとしては何も難しいことをしなくても手軽にこうした標準仕様に沿ったコンテンツを作りたいですよね。
また、ブラウザやHTMLエディターなどでは散々言われ続けていることですが、こうした標準に準拠しないシステムによって標準から外れたコンテンツが量産されるという状況は好ましいものではありません。
そこでせっかく触発されたので、各Blogサービスでどの程度XHTMLやHTML 4.01などに対応できているか、若しくは可能なのか調べてみました。

Continue reading

2004-08
20
00:00:00
最強のテスト環境とは・・?


最初に申し上げておきますが、あくまで戯言ですよ、戯言
開発者なら誰しも悩むことと思いますが、テストケースに合わせたテスト環境をいかに準備して管理/運用していくかは、ソフトやシステムの品質維持に欠かせない重要な要素です。
それなりの予算を取ってテストチームでも持っている開発現場ならともかく、私も含めてフリーソフト作者の方々はかなり苦労しながら、コードを書くのと同じだけの労力を割いていることと推察します(多分・・(w)。
特に問題になりがちなのが、ネットワーク関連のテストではないかと思います。
かく言う旅行びと日記も例外ではなく、単体としてのテストは十分に可能なのですが、問題はBlogサーバーと絡めた時のテストとなります。
Movable Typeとか他のBlogサービスにしてもリファレンス足りえるサーバー環境もいっぱいあるのに、何が?と思うでしょうか。
そもそもテストというのは正常に動作している場合だけではありません。一番注意しないといけないのはエラーケースなのです。
Movable Typeとかで正常なケースの動作をチェックするのは簡単です。でも、もしサーバーが本来あり得ない返信をしてきたら?アプリケーションとしては本来そこまでチェックしてハンドリングできないと原因不明エラーで落ちまくることになってしまいます。
先の例のような立派な開発現場ならそうしたケース向けに仮想サーバーを組み立ててシミュレーション環境をわざわざ構築したりします。時にはパケットをエミュレーションして(改竄とも言いますが)テストしないといけない場合もあります。
実は作者の本業はB2B構築とかに関係しているんですが、本当に気が遠くなる作業をすることもあるんですよ。どんな実装がされているか分からないインターネットの世界では、どうしても必要なステップ(というかメイン作業)となるんです。
でも個人で作っているようなソフトではなかなか難しいのが実情です。Movable Typeみたいなリファレンス環境がそんな馬鹿な動作をしてくれるようにするのはなかなか大変な作業になってしまいます。
ではどうするか?

Continue reading

2004-08
05
13:53:00
地図情報へトラックバック?


トラックバックを頂いたサイトで知ったんですが、livedoorに地図にトラックバックできるサービスがあるそうですね。そんなの知らなかったのでびっくり(Blog歴一ヶ月がばれるなぁ
でもよく考えたら、結局Blogが期待されているのは従来のWebサイト間リンクよりもより個々の情報に密接にリンクした情報ネットワークな訳で、記事同士のトラックバックに拘る必要もないんですね。なるほど。
でも、まだ僕には(旅行びと日記でではなく汎用的に見て)この地図へのトラックバックをどう活用すればいいか、ぴんとこない気もします。よくありがちな地域のランドマークやレストラン検索とかと組み合わせるのかなぁ。でも逆に情報が分散しすぎてて使いづらい気もするし。
(それならよっぽど、そのランドマークへトラックバックしたいよね)
旅行びと日記での対応は、まだまだ基本機能の実装フェーズなので、こうした機能を取り込むとしてももう少し先の話でしょう。それにlivedoorの地図サービスは国内だけみたいなので、ちょっと使いにくいかなぁとも思います。
でもふと考えると色々アイデアも浮かびます。いいヒントをもらいました。