「システム」タグアーカイブ

2008-12
13
22:30:00
RDBMSは消えないよ、超巨大システムの中を見る限りは


RDBMSの時代の終わりが見えてきた
多分に突飛で、恐らく業界全体の空気を読みすぎていると思うんだけど。ちょっと思い込みの方向に。
ということでついこの間まで世界的規模の巨大システムの中の人だった僕が通りすがりついでに事実関係を語りますよ。
といってもそのシステムでの事実に過ぎないけどね。

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2008-10
09
04:24:00
メインフレームエンジニアはパラダイスに向かうか


ITPro メインフレーム技術者が足りない から。
徐々にではあるけれど、メインフレーム界隈が騒がしくなっていくかも知れない。
記事では2007年問題の結果としているが、

「メインフレームを扱う現場に配属された若手の技術者はすぐやめてしまう」。大手ベンダーの幹部はこぼす。別のベンダーの人事部長も「メインフレ ームのように革新の少ない技術を若手に学ばせるのはかわいそうだ」と打ち明ける。

とあるように昨今のWebやオープン技術ブームの徒花とも言えるだろう。
メインフレームが日本で未だになんだかんだ主流なのは、本来システム投資を見直すべき時に長い不況のためなどの理由で問題を見送りしてきたつけでもある。
そもそもシステム投資とは世界的な技術浸透やトレンドも含めて想定されるものだが、SIerに丸投げしてきた日本の企業ではそうした流れは起こせなかったと言うことだろう。
また一部ではオープン技術を同時に導入してきた企業でもメインフレームとついつい比較してしまい、リスクを避けて本格導入を躊躇してきたきらいもあると思う。
確かにメインフレームの安定性はオープンシステムとは比較にならないが、そもそものアーキテクチャや発想が異なるシステムである以上、比較するのもおかしな話なのだが。
個人的には、こうした傾向は特に40歳台以上の世代ではかなり根深く残っているように思う。一種の「世代間断絶」「デジタルデバイド」とも呼べるかも知れない。
少なくともこうした世代が引退へ向かうまで、このような傾向は続くのではないか。
本来エンジニア教育と需要は連動されるべきだ。
しかし先の意見のような風潮が蔓延し、オープン技術でIT業界が完結しているようになっている昨今では、いかに需要があろうとそう簡単には改善されまい。つまり新たにエンジニアが増えることはまずない。
とすればエンジニアの取り合いが始まるのは時間の問題だし、それに伴って待遇も改善せざるを得なくなるだろう。それもかなり強引に。
今先端と言われブームに乗るようなWEBサービスやオープン技術の会社で、メインフレームの時代に出来上がってしまった悪待遇の風潮を改善し是正していこうとする動きも活発なようだ。
オフィスを改造してユニークさを競ったり、ルールを変えて働きやすさを演出するなど、これまでとは違ったことを目指そうとしているのだろう。
しかしながらそれらがコスト的にもうまくいっているのは一握りの企業のみであろうし、また金融などの他業界へ一度目をやってみれば、あまり想像を超えるというほどでもないように思う。
この流れが一気に加速すれば、本当の意味でのエンジニア・パラダイスを手にするのは意外にもメインフレーム・エンジニアかも知れない。
希少性と重要性こそがマーケットでは価値と見なされるのだから。
オープン技術は元々メインフレームに対するアンチテーゼとして広まったものだが、結局その風潮がメインフレーマーのこの世の春を再び生み出すのだとしたら、何とも皮肉な話になるかも知れない。

2005-09
24
04:38:00
「mixiの秘密」勉強会?


mixiの技術者の方がmixiのシステム構成やアーキテクトについてはてなの勉強会で語られています。
面白い!パブリックなWebシステムを構築しているエンジニアは必見(必聴?)です。
2005年9月21日 はてな、イー・マーキュリー共同勉強会
当然はてなのシステムもプレゼンテーション資料とかが公開されているんですが、そっちはまだ聴いていないので・・(^^;
オープンソース系でどれだけ大規模システムを作れるか、スケールアウトに持ち込めるかが焦点になっていて、たとえ使っているソフトが異なっていたとしても経験者ならどれもうんうんと頷かされる内容でしょう。
決してスマートではないけれどWebシステムはどこも泥臭く苦労して作ったり動かしてるんだなぁというのが具体的なポイントで実感できます。
最後の質問でどのように個々のエンジニアのコーディングの癖や作り方を共通化しているか(=フレームワークの導入をどうするか)とか、百数十台のホスト名の命名方法なんかが出てきて、苦労のポイントはどこも同じなんだなーと思ったり。
なかなか他社システムの構成を聞ける機会は少ないので貴重なサンプルじゃないでしょうか。
こういう機会が世の中的に一杯あると、同じ苦労を色んなところで色々しなくてもよくなるのかも知れませんが、難しいんだろうなぁ(うちの会社も)。

2005-02
07
00:09:00
パスワードとパスフレーズ(後編)


前回記事からの続きです。
さて、では最後の三番目の理由だが、これは全く単純な話だ。
果たして皆さんはそもそもパスフレーズを使えるシステムを現在使っているだろうか。
少なくとも僕は思いつく限り使っていない。または使えていない。

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2004-09
04
00:34:00
各BlogサービスでのXHTML/HTML 4.01対応状況比較(その1)


きっかけは、こちらの記事。なかなか面白いことを思いついて試されてます。
但し実際に自分で試してみると、この結果とはかなり点数が変わることにも気付きます。これは当然のことで、日々記事内容も変わりつつある以上、その内容が点数にも影響を及ぼしているからです。中には数十点以上の差異が出ていたり。
Blogで遊び始めた頃から、BlogシステムではXHTMLやHTML4.01などのHTML標準をどこまでコミットされているか興味を持っていました。BlogがCMSや手軽なHTML作成システムとして持てはやされるのであれば、やはりユーザーとしては何も難しいことをしなくても手軽にこうした標準仕様に沿ったコンテンツを作りたいですよね。
また、ブラウザやHTMLエディターなどでは散々言われ続けていることですが、こうした標準に準拠しないシステムによって標準から外れたコンテンツが量産されるという状況は好ましいものではありません。
そこでせっかく触発されたので、各Blogサービスでどの程度XHTMLやHTML 4.01などに対応できているか、若しくは可能なのか調べてみました。

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