「IMAP」タグアーカイブ

2008-12
18
22:53:00
IMAP4にも対応できないくせにユビキタスとか言うISP


最近はモバイル機器を持ち歩くことも多くて、以前に比べて便利になったと思うのは、やはりメールがIMAP4で使えるようになったことです。
様々な端末をその日の気分で持ち替えても新着メールなども常に最新になっていて、POP3で使っていた頃は一々端末毎にスパムも消してたりしたことを考えると隔世の感もあります。
やはり最も影響もインパクトもあったのはGMailのIMAP4対応じゃないでしょうか。
普段使っているGMailアカウントが二つあるんですが、たとえ更に数が増えてもIMAP4で同期できている分には全く混乱もしないでしょう。
GMailに限らず、例えばiPhoneのi.sotfbank.jpメールもIMAP4なので、他のWMやNOKIA機でも設定してiPhoneと変わらず使っていたり、あるいはPCでも利用しています。
携帯キャリアのメールも実はIMAP4に結構昔から対応していますよね。
やはりモバイルとIMAP4は相性がいいというか、逆にPOP3では使ってられないですしね。
一方で全くIMAP4に対応できていないのが従来からのISP各社。
せいぜいWEBメールを提供できているにすぎません。
ただ、しょせんモバイルとは関係のない固定網プロバイダーでもあるし、あるいはやっぱりISPという業種は徐々にこのような時代に乗り遅れるのはしかたないのかなぁとも思っていたんですが、そんな時見つけたのが、DTIが最近始めたらしいサービス
「ユビキタス」とか言っちゃってるんですが・・・メールはここ10年POPのままなのにユビキタスとか、本気でそのサービスやってるつもり?とか思ってしまいます。
それなりに「新しい時代に対応したISPを目指す」とか思ってこんなコンセプトにしてるんでしょうが、そもそもサービスの入り口とも言えるメールがそれでは、、ねぇ。
こんな感じで、昔は時代の先頭を走ってたろうに最近は陳腐化してきてるよね、というサービスもインターネットが一般化して10年もしてくるとだんだんと増えてきているような気がします。
そんな話がもう一つあるんですが、それはまた次回にでも。

2006-06
28
21:17:00
POP version4?


GIGAZINEから。
POP version4だとか。
Post Office Protocol Version 4
Internet Draftになっている訳でもなくどういう経緯で考えられたのかちょっと分かりませんが、仕様自体はなかなか面白いです。
幾つかサマリーすると、

●サーバーサイド・フォルダ
Inbox以外のフォルダを作成したり管理することが可能。Sent BoxとかTrashとか。
●メッセージID
UIDLを使用する
●フラグ
メッセージにフラグを付加可能
●メッセージ・パートの表示
MIME構造を表示可能に。またパート単位での受信対応。
●容量管理
フォルダの最大サイズを指定可能
●永続接続のサポート
繋ぎっぱなしにできるのでレスポンスが改善される(はず)

など。
IMAP4から仕様を吸収しているのが分かります。
言うなれば、IMAP4との折衷案といったところでしょうか。また一方で仕様が複雑になりそうなタグだとかサーバー・プッシュなどは排除されているのは面白いですね。
IMAP4は結局POP3ほどの広まりを見せませんでしたが、これは一言で言って、サーバーサイドで全て管理可能にしようとすると管理側の負荷コストが高くついてしまう事が原因だったでしょう。
メールは基本的にはクライアント側へダウンロードしてもらうことにして、POP3では対応しないフォルダ管理とか「美味しいところだけ」実装する、というのは意外に見極めとしてはいいかも知れません。
本当に使えるのなら使ってみたい気にはなりましたが、でも今更は広まらないんだろうなぁ。