以前の記事の続報です。
BlogFan.ORG（ブログファン）さんが公開されている各Blogサービスのアクティブユーザー推移を酒の肴にうだうだと書き連ねてみようという企画の第二弾です。
前回は10月分の結果しかありませんでしたが、この度12月度までのデータがアップされてましたので、前回の目論見どおりここ数ヶ月での各サービスの成長度なんかを見てみましょう。
数値をそのまま転載するのも申し訳ないので、絶対値はここでは読めないようにグラフにして掲載することにします。実データはぜひBlogFan.ORGさんを参照して下さい。
尚、この記事は他人の褌で相撲を取っているだけですので、言及される場合には必ず一次ソースであるBlogFan.ORGさんを(マナーとして)挙げておいて下さいね。

結果的にはかなりの順位変動があった模様です。
まず1位はあっさりとlivedoorが楽天広場を抜き去ってしまいました。そしてヤプログがこれもあっさりとエキサイトやはてなダイアリーを抜き去り単独４位に浮上しています。
11月に比べやはりと言うか12月は比較的ユーザー数の伸びは落ち込んでいるようです。年末はみんな忙しいということなのでしょう。
しかしその一方でここで大きくユーザー数を伸ばしてきているサービスこそが実際ユーザーからの支持を集めているはず、と読むことも可能でしょう。
伸び率で目を引くのはまずNAVERブログでしょう。11月は前月比20.6%増、12月も14.7%をキープしています。グラフ的には今月2位浮上も十分考えられます。
但しこのNAVERブログの成長ぶりには幾つか理由があり、その分のリスクも付き纏っているかも。そのうち色々な方面で話題になるかも知れませんね。
伸び率という点では他に、ヤプログ！、goo ブログ、ドリコムブログも20-30%から10%半ばまでと非常に良い伸びを示しています。
しかしグラフではほとんど分からないのですが、実はアメーバブログが11月が50.7%、12月も33.6%と驚異的な伸び率を誇っています。まだ絶対数が少ないため全く目立ちませんが、このダントツの成長率をどこまで維持できるかも今後の要注目です。
反面、はてなダイアリー、JUGEMあたりは12月はマイナス成長です。
JUGEMは新規会員を募集していないので当然ですが、ただ逆に言えば落ちているともまだ言い難い。あれだけ騒がれていることを思うと、JUGEMユーザーの忠誠心は私の想像以上に強いようで、「いやー社長、何の手当てもしてこなくて正解でしたね」、とその先見性の良さ(?)を誉めてしまいそうです。
はてなダイアリーは前回指摘した通り、踊り場に差し掛かっているのがこれで明白になったように思います。ユーザー拡大に走るべきか既存ユーザーのコア化を狙うべきか、悩ましいところなのではないでしょうか。
ココログはこんなものなのでしょうか。健闘していると言えなくもありませんが、収益モデルとレベニュー如何によっては比較的近いうちに何らかの変革を求められるような気もしますね。
まとめとして、無理やりユーザーを集められるBlogサービスの条件を導き出すとこんなところでしょうか。
1. 基本または必要と思われる機能は概ね実装し過不足なく、デザイン的にも万人に受け入れられるようなものにして、無難さと知名度を最大限にアピール(livedoorや楽天市場？)
2. 女性層とか小中学生とか著作権無視厨とか、特定セグメントに強烈にアピールできるパッと見で分かりやすい「売り」(どことは言わないけど、当然差別化は最大の武器)
3. 金で釣る(アメーバブログ)
それでいいのかどうかは別として。
ということで、半年後か一年後か分かりませんが、気が向いたらまたそのうちに。