2004-10
07
22:04:00
Domino Blog Toolkit


恐ろしいものを見つけたのでチェック。

DominoBlog.com is an IBM Lotus Notes/Domino based Content Management solution which provides a template for blogging, websites, intranets sites, magazines, photo logs, image galleries etc. The powerful, unique features make it an excellent choice for producing Domino based web sites, intranet sites, online newpapers/magazines etc.

要するにDominoのNFSで開発したBlogだということらしい。恐ろしい・・。よく作ったな・・。


経験者ならよく分かると思いますが、今のDominoではWebサイト(というかWebベースのワークフロー系ですね)を開発するだけでかなりの根気を要すると思いますが、Blogの機能を一通り実装しちゃったらしいです。
残念ながらまだTrackbackやAtom対応とかはComming Soonリストに入ってしまってますが、RSSフィードとか、パーマリンクもまともっぽいし、何よりNotesからBlogが書けちゃうんですね。
ということは当然複数メンバーでの運用はデフォルトで可能だし、ACLはそのまま使えるし。Photo Log とか Image Galleryとかとも言ってますが、これぐらいも当然簡単に出来るでしょうし。
考えてみたら当たり前なんですが、そもそもDominoはそれ自体でほぼ完成されたコンテンツ管理システムな訳で、そこにBlogの皮を被せてしまえばそれまでのことだ、ということなんでしょうね。
(ちょっと話は飛びます)
ここしばらくの話題にもなっていますが、例えばCNET Japanの渡辺聡さんが紹介されている記事が代表的だと思われますが、Blogを企業向けに売り込みたい!ってのがホットになりつつあるようです。
この記事の分類にあるように、外部への発信にBlogを適用する(external blogs)ってはまあ分かります。でも社内システム(internal blogs)としての適用として、KnowledgeとCollaborationが挙げられるってのは随分と芸が無い話しだなぁとか思っていたのを思い出しました。
記事でもある程度認められているみたいに、結局それってこれまでのグループウェアの焼き直しですよね。
どこが、とは特定しませんが、例えばそうした今後のBlogマーケティングの方向性について語られる際、特にKnow-Whoとかが簡単に出てきたりすると、(きつい言い方ですが)本当にKnowledge-Managementを理解したり、実際に携わった上で言ってるのかな?という気がします。
幸い僕はまだそんなことを本気で訴える業者さんには会ったことはないですが、企業ユーザーはそんなに馬鹿じゃないんじゃないかと。企業によって温度差はかなりあるとは思いますが、基本的には既に一巡している分野ですからね。
逆にDominoのような既存製品でもこれぐらい出来てしまうということがばれてしまうなら、果たしてBlogはその立ち位置をどこへ求めるでしょうか。
BlogにはBlogならではの付加価値とアイデンティティーが見つけられなければ、(業務と連携したという意味で)企業内で根付くことは無いでしょう。そしてそれは決して苦し紛れの焼き直しではないと思うんですけれどもね。
# じゃあそれは何?ってのは、やっぱり難しいですけどね、確かに。

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