Opera9 β2がリリースされたということで、少し触ってみました。
■Widgetがメニューの一部になってしまった
β1では画面の真上に堂々と最前面にアイコンが鎮座しており、Operaを起動している限りは常にアクティブだったのですが、β2からき単なるメニューになってしまいました。
WidgetのメインアイコンはTechnicalPreview時代からいろいろと激しく移り変わってきたのですが、結局メニューに落ち着いたということでしょうか。
個人的には常識的過ぎて面白みも何もないんですが・・。
なお、前バージョンでメニューをカスタマイズしているとWidgetメニューは表示されませんので。オリジナルに戻さないといけません。
■RSSアイコンはβ1の時から変わっていたっけ?
[RSS]と書かれたバーから、最近見かけるWeb2.0チックRSSボタンに変わっています。
でも、実は微妙にデザインが異なっているんですね。
これがOperaのRSSボタン
IE7のRSSボタン。Firefoxと共通だそうだ。
微妙に違っています。
■ Error Console(JavaScript Console)が復活
β1では何故かメニューから起動できなったError Consoleがβ2ではあっさりと起動できました。よかったよかった。
レスポンス的には心なしか、速くなっているような気もします。特に起動時。デバッグコードも抜かれつつあるのかな?
他の機能やFIX内容はよく分からないけど、6月には正式版になるという話もあります。
そろそろこれが最終版の形なんでしょうね。
後は、強制終了の頻度が下がってくれるといいんだけどなぁ。
月別アーカイブ: 2006年5月
2006-05
22
01:25:00
Docomo、2年以内に全機種をGSM対応に
何と。そうきたか。
ドコモ通話、2年以内に130か国で使用可能に
これよく考えたら凄いです。
FOMAというばりばりの3Gを2GであるGSMとのデュアル対応にわざわざこれからするというんですから。
既にvodafoneなんかは端末の国際調達の一環でW-CDMA+GSMな端末(3G機の場合)なので元々対応している訳ですが、これからわざわざ対応する、というのはこの辺の弱みが無視できないと理解したからでしょうか。
若しくは国際調達へ移り変わる、ということなのかも。
もっともSIMロックは有効でしょうから、端末は使えてもバカ高いローミング料金はそのままっぽいですが。
安い海外SIMを利用するためのSIMロック解除が今後はDocomoでも流行ることになるか・・?
# Docomoにはその前に国内の基地局の国際標準化の方を先に進めて欲しいものだとも思うけど(ここが出来ないと国際調達だったとしてもあまり意味無いのでは?)、これはこれでvodafone以外の選択肢が広がって喜ばしくはありますけどね。
2006-05
19
00:02:00
E60/61ねぇ・・
ボーダフォン、ノキア製「E60」「E61」ベースのビジネス向け端末
そもそもスマートフォン系を「ビジネス向け」としてしか定義していない時点で何も期待できない訳ですが。
どうしてN系に目を付けられないんだろう(対応バンドの問題はあるけども)。
これはN73です
何と言ってもFlickr端末ですよ、奥さん!
せめてSkypeでも標準で載ってくれば面白いんですけどね(:P
2006-05
18
23:22:00
Google Web Toolkit が凄すぎる
Googleから「Ajaxアプリケーションを簡易に開発するツールキット」という謳い文句でGoogle Web Toolkit ベータ版 (GWT) がリリースされました。
何となく、Yahooが同様に出したライブラリの延長線上のようなものだと思っていて気楽に眺めてみたのですが、とんでもない。ぶっとびました。
GWT は言うなればJavaのSwing/AWTや一部のクラスを完全に置換する、一種のプラットフォームとして開発されています。
そこまでしてAjaxへコミットしたGoogleにやはり脱帽です。
2006-05
18
00:06:00
OperaとGoogle NotebookとNew Yahooサイト
Opera Watchから。
まず最初の記事は、この度ラウンチしたGoogle Notebookでは今のところIEとFirefoxでしか利用できないが、近いうちにOperaとSafariでも利用できるようにするとGoogle担当者が述べている、という内容。
Google Notebookはまだ触っていないのだけど、簡単に言えば閲覧したWebサイトへのメモをオンラインに書き残せるサービスみたいですね。(Going My Wayさんに使用レポートが上がっていました)
実はOperaでは既に「note」という機能がOpera7の頃から付いていて、簡単にメモをWebサイトに紐付けて書き残せます。
Google Notebookはこれのオンライン版といった感じで、他ブラウザユーザーには便利になるのでしょう。
IEとFirefoxではPluginとExtentionで機能追加しているようなんですが、Operaは少なくともそんな機能は付いていないので、どうやって対応するのかな?いい方法を思いつかないのだけど、ちょっと興味があったり。
一方の記事は、米Yahoo!がやはり最近リリースした新デザインのプレビュー・サイトで、OperaやSafariでアクセスすると「あなたの使っているブラウザはサポートされていません」と言われてブロックされたというもの(画像)。
しかし、UserAgentを変更してアクセスするとOperaでもほとんどの機能が正常に動作したということで、憤慨しています。
また現在はUserAgentがOperaなどだと現行サイトへリダイレクトされるようです。
Googleは以前からブラウザについては非常にオープンで、例えばGMailやMapでも当初こそIEやFirefox専用だったとしても直ぐにOperaやSafariにも対応してきました。
反対にYahoo!は日本法人も含めてあまりそういう発想は無いようです。Yahoo!スクロール地図なんかでもIEのみ推奨だったり。でも、別にOpareでも動いてしまうんですけどね。
たまたま対称的になった両社ですが、Yahoo!の対応はこれまでもよく散見された対処です。それほど珍しくもないですが、しかし一方でGoogleのような全方位的な対応も目立つようになって来ました。と言うよりも、ブラウザ間の挙動差異がこなれてきて、それほど苦労しなくても一致させられるようになってきた、またそのためのベスト・プラクティスが蓄積されてきたのではないかと思います。
OperaやFirefox陣営が取り組んできた標準化整備が徐々に影響を現してきたのではないかな。
今となってはIEこそが異形のブラウザと化してきた訳で、またIE7となってもそれは変わらないようですので、今後は逆にIEの特異性が問題になるかも知れません。
http://level.s69.xrea.com/mozilla/index.cgi?id=20051030_Acid2
Yahoo!のプレビューサイトの話でも明らかなんですが、これまでは「如何にIEに特化したサイトを作るか」に世のWebマスターや開発者たちは注力してきたと思います。
しかし少しの手間をかけて、試しにFirefoxやOperaでも(サポートするしないは別にして)動かしてみて欲しいと思います。実は意外に動くことに驚くかもしれない。そして何故動かないかにも気を掛けて欲しい。
今後はそんな疑問への答えが徐々に重視されてくるだろうし、そんな僅かなチェックがあなたのサイトをより洗練してくれるかも知れない。