2012-10
23
01:23:25
Windowsの64bit版のシェアが32bit版に拮抗しつつあるっぽい


仮想環境ではもう触ってはいるんだけど、そろそろWindows8に乗り換えるかどうかは結構迷いどころ。僕はWindowsは開発機兼テスト機なので割と慎重にならざるを得ません。
また同時に今もっとも悩んでいるのは「32bit版のままで行くか、あるいは64bit版に乗り換えるか」です。

もちろん利用できるメモリ量などを考えれば64bit版の方が有利なのですが、実は開発で用いているVisual Studioには32bit版しか無かったのです。と言っても64bitOSでもWOW64環境で動くことは保証されていますし、32bitOSと同じく64bitOS上のVisual Studioでも32bit/64bitアプリ共に問題無くコンパイル可能です。
ただそれでもやはり「ユーザーが最も利用している、これから利用するであろう環境で」開発することは重要と考えています。
そこで「現時点で32bitOSと64bitOSそれぞれのシェアを調べてみよう」と思い立ちました。

本当はGoogle Analyticsあたりで32bit/64bitシェアとか調べられると良かったのですがそういうデータが見つけられませんでした。またGoogle Analyticsの場合はあくまで「Webサイトにアクセスした人たちのシェア」であって、アプリを利用してくれているユーザーでのデータではありません。
そこで、拙作ニコニコPodderで「32bit版と64bit版がそれぞれどれだけダウンロードされたか」過去1年のデータを比較してみました。
無論厳密な比較データとはなり得ません。しかし利用者は「自分の利用しているOSの種類に応じてダウンロードしているはず」なので、かなり実態に即したデータではあろうとも思います。
以下がその結果です。

ニコニコPodder ダウンロードシェア

 

2011-10 2011-11 2011-12 2012-1 2012-2 2012-3 2012-4 2012-5 2012-6 2012-7 2012-8 2012-9
32bit 72.3% 69.7% 68.0% 65.2% 64.3% 62.9% 63.9% 64.2% 60.0% 60.9% 57.4% 54.1%
64bit 27.7% 30.3% 32.0% 34.8% 35.7% 37.1% 36.1% 35.8% 40.0% 39.1% 42.6% 45.9%

 

今月はまだ終わっていないので、期間は2011年10月から2012年9月までです。
ご覧の通り、1年前には3割にも満たないシェアでしたが2012年9月には約45%にまで急上昇しています。理由は分かりませんが2012年7月を境に勢いが更に付いたようにも見えますね。
また実は今月は本日時点ではとうとう64bit版のダウンロード数(率)が32bit版を超えてます。
最終的にはどうなるかは分かりませんが、恐らくは年内には完全に64bit版の方が逆転しているのでは無いでしょうか。

Windowsの64bit版シェアについては、実は2010年には既に「Windows7ではほぼ半数が64bit版だ」という話があった、またSONY VAIOシリーズ含めてWindows7では多くのメーカーを64bit版をデフォルトでは提供してきていますので、ここにきてようやくXPやVistaなどと比較してWindows全体でも32bit版を超えてきた、ということではないでしょうか。
XP/Vistaのシェアも徐々には減っているとは思いますが、Windows7での64bitシェアはかなり高そうですね。

ただ開発者視点では、例えば直近のニコニコPodderでもWin APIで64bitOSでは対応していないものがあり変則的なワークアラウンドで対応するなど、まだ不安な部分もあります。
とは言え一般的な利用の範疇では、もう64bit版に乗り換えても特に問題は無いのでしょうね。

僕自身が64bitへ移行するか、はたまたそもそもWindows8へすぐに乗り換えるかはもうしばらく考えてからにします。

 

 

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