2004-12
29
00:41:00
2004年 今年の顔


毎年この季節になると、今年の10大ニュースとか今年一年を振り返るイベントが目白押しです。
そろそろ一通り発表されて落ち着いた感じですが、毎年恒例の(財)日本漢字能力検定協会が発表する今年の漢字は「災」。
2位の「韓」がかなり場違いな気がするほど、今年一年は災害の印象しか残っていないようなそんな年だったと思います。しかも先日の歴史的なスマトラ沖地震が最後の最後に襲ってくるとは。
今世紀に入ってもなんか世紀末が5年ほどロスタイムで延長されてるみたいな気さえします。
打って変わってBlog/ネット界隈全般を見ると、ある調査では「Blog」「ブロードバンドドラマ」「ベースボール」の「3B」が牽引したとあります。個人的にドラマはピンと来ませんが、Blogはもう当然の結果。野球も単なる語呂合わせのような気もしますが、ネット界全体が牽引したというのは、言われればそんな気もします。
所詮野球は触媒に過ぎなかったのではとも思いますが、IT企業を代表する各社がこれだけ「リアル」な社会に認知され持ち上げられたこともかつて無かったことで、少しずつでも時代は移り変わりつつあるのかも知れませんね。
さて、もし今年一年を代表するPerson of the Yaer -今年の顔- を選ぶとしたら、皆さんは誰を選ぶでしょうか。
本家のTime誌の今年の顔はプッシュ大統領(それもどうだろう・・)だったそうですが、日本人たる我々にとっては誰でしょうね。


私としては(ちょっと荒業気味ですが)迷いなく「社長」という職種の人たちを選出してみたいと思います(本家Time誌もそんな選び方の年もあったし)。
巨人・渡辺オーナーが辞任 (スポニチアネックス)
堤オーナー辞任!西武身売りも (YOL)
ダイエー高木社長辞任 銀行との関係修復図る (YOL)
「ネット企業の参加は自然な流れ」──楽天、プロ野球参入決まる (ITmedia)
見上げる宇宙から使う宇宙へ2004 – ライブドアは宇宙を目指す – 堀江社長「アメリカより先に有人火星飛行を」 (PCWEB)
ソフトバンクがロゴ刷新,球団名は「福岡ソフトバンクホークス」 (IT Pro)
野球という視点からだけ拾ってみても、これだけの企業やそのトップたる社長陣に栄枯盛衰と大変化があった年もやはり珍しいでしょう。
言えることは、少しずつかも知れないけれど過去のしがらみや膿や、そしてこれまで出すに出せなかった話が何かの理由でようやく噴出す地盤が固められつつある、そんな傾向が社会背景としてもあったのでは、ということです。でなければ、ナベツネ王国や堤王国が崩壊することは無かったでしょうし、誰が想像し得たでしょう。
Blogまたはネットをジャーナリスティクや社会の公器、万能ツールかのように語るのは好きではないのですが(所詮ツールとしか思っていないし、それはこれまでとも変わらないと思うので)、しかし悪いものは悪いと言い、好きなことはとことん褒め上げ、語るネタにタブーは無い。
それが僕のブロガー(ネットワーカー?)たちに対する簡単で率直なイメージなのですが、同時にこれが社会全般の意識ともなりつつあるのではないか。
Blog躍進の年となった今年これだけの変革が訪れたのも決して偶然では無いようにも思え、同時に変革の狭間に投げ出されてまるで大陸プレートに挟まれた断層のように押し出されたのが「社長」と呼ばれる人たちの層だったのでは、と思うのです。
彼らは既に以前のような雲の上の存在では無くなってしまった。一度地位を手に入れればほぼ一生安泰な時代では無く、常に一般消費者や社員や株主、ブロガーやネットワーカー(2ちゃねらーもw)が思想や行動に目を光らせて口を挟み続ける。
そんなスイッチが入り得ることが明白になった年だったのだと感じます。
ところで、

まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。 【無料ブログサーバ徹底比較!】: けっこうマジで怒ってます。【JUGEMの行く先を憂う】
いといずぶろぐ; 個人的JUGEM流行語@家入社長誕生日記念

あえてコメントしませんが、相変わらずのようで・・。
やっぱり、ある意味この人も今年の顔だったなぁ、と強く思った次第。

1 thoughts on “2004年 今年の顔

  1. 個人的JUGEM流行語@家入社長誕生日記念

    その1——————————————–んな暇あんならはよ復旧ー!2004/07/14 7:00 PM by アホ——————————————–うるせ2004/07/14 7:42 PM by ieiri———————…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください