GIGAZINEから。
POP version4だとか。
Post Office Protocol Version 4
Internet Draftになっている訳でもなくどういう経緯で考えられたのかちょっと分かりませんが、仕様自体はなかなか面白いです。
幾つかサマリーすると、
- ●サーバーサイド・フォルダ
- Inbox以外のフォルダを作成したり管理することが可能。Sent BoxとかTrashとか。
- ●メッセージID
- UIDLを使用する
- ●フラグ
- メッセージにフラグを付加可能
- ●メッセージ・パートの表示
- MIME構造を表示可能に。またパート単位での受信対応。
- ●容量管理
- フォルダの最大サイズを指定可能
- ●永続接続のサポート
- 繋ぎっぱなしにできるのでレスポンスが改善される(はず)
など。
IMAP4から仕様を吸収しているのが分かります。
言うなれば、IMAP4との折衷案といったところでしょうか。また一方で仕様が複雑になりそうなタグだとかサーバー・プッシュなどは排除されているのは面白いですね。
IMAP4は結局POP3ほどの広まりを見せませんでしたが、これは一言で言って、サーバーサイドで全て管理可能にしようとすると管理側の負荷コストが高くついてしまう事が原因だったでしょう。
メールは基本的にはクライアント側へダウンロードしてもらうことにして、POP3では対応しないフォルダ管理とか「美味しいところだけ」実装する、というのは意外に見極めとしてはいいかも知れません。
本当に使えるのなら使ってみたい気にはなりましたが、でも今更は広まらないんだろうなぁ。