Posts tagged ‘ケータイ’


2010-06
05
21:55:36

iモードはダイヤルQ2から始まった

面白い資料を見つけたのでご紹介。
TLで流れてきたんだけど元ネタはotuneさんからだったか。感謝。

『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』

雑誌編集者・ライターの岡本呻也氏が2000年に出版した当時のネットベンチャー界隈を綴ったドキュメンタリーだ。近年元原稿をネットで公開されていたようだ。
ある程度当時の空気を感じていた者としてもあるいは全く未知の話だったとしてもかなり面白い内容に仕上がっている。
寡聞にして当時この書籍がどの程度話題になっていたのか分からないのだけど如何に日本のネットベンチャーが立ち上がっていったか、綿密な取材の上で当時の関係者の動向や考えも含めて、大変素晴らしい第一線の資料だ。

全編に渡って興味深い話の連続なのだけど、個人的に一番興味を持って読んだのは「iモード誕生」に関してだ。
iモード誕生秘話については、iモードの一方の生みの親である松永真理氏著書の「iモード事件」 が有名だが、僕も当時(立ち読みで)簡単に読んだけれども、確かに中の人間にしか分からない葛藤が面白くもあり、一方で読み物としては綺麗にまとめられすぎていて多少物足りなかったのも事実だ。それは「何か新しいものを立ち上げるのがこんな綺麗なことだらけではないだろう」との感触でもあった。

この『ネット起業!・・』はこんな綺麗事で済まない、果たしてiモード誕生や周辺サービスプロバイダーたちがどのような挫折や葛藤や混乱の中からiモードという「ブルーオーシャン」へ辿り着いたか、そこには一遍の綺麗事もフィルターもなく描き出されている。

個人的に大変インスパイヤされたのは、実はiモードはダイヤルQ2から始まったと言うことだ。
ダイヤルQ2はご存じの通り、一時期は一世を風靡しながらも規制に遭い結局は衰退に至ったNTTの看板サービスだった。iモードはこれらダイヤルQ2で培われた経験やそして人材も取り込んで始められたのだったというのは初めて知った。
iモードの生みの親として知られる夏野剛氏が元はベンチャー出身というのは知っていたが、無料プロバイダーとして天国から地獄を見たハイパーネット出身とは知らなかった。
現在に至るまでも主要コンテンツプロバイダーとして有名なサイバードの主要メンバーはダイヤルQ2向けサービス会社の関係者でありその他の関係者も多かれ少なかれダイヤルQ2や周辺サービスの出身者・経験者であったという。
もともとのiモードの発想は「固定回線で情報番組を提供していたダイヤルQ2を、インターネットに置き換えて携帯電話に提供する」発想から生まれたものだったのだ。
そうした夏野氏らが拘ったのは「インターネットであることを意識させないこと」「公式ポータルからの簡易な導線アクセスをできるようにして利用者は『情報番組』を選べるようにする」「できるだけ多分野の情報番組を提供する」「コンテンツをドコモで準備するのではなく決済代行を行うことでコンテンツプロバイダーが自由にコンテンツを準備し集金できる環境を保証することでWin-Winの関係を構築する」ことだったという。これはまさしくダイヤルQ2の思想そのものだ。そしてそのために機能したのがダイヤルQ2人材であり経験と知識であったわけだ。
さもありなん、というほか無いだろう。

このストーリーには様々な読み方があると思うが、僕の視点からは「iモードは結局インターネットではなくダイヤルQ2を目指していた」点が非常に興味深い。
「電話回線では失敗した。しかし設備投資がより安くただで通信が保証されるインターネットへ単に置き換えて使えば、その上でダイヤルQ2のような提供ができれば、またあの成功がもぎ取れる」
そんな当時の関係者たちの思いが透けて見えるようだ。

今日問題として指摘されるような「生のインターネットと日本型ケータイWEB」の様々な確執がこの時点ですでに決定づけられていたと考えると感慨深い。こうした確執が起きるのは至極当然で、そもそもその最初からインターネットを目指していたのではなく、単なる通信路としてただ乗りするだけの扱いでしかなかったと考えれば納得のいく点も多い。

「歴史を知ることは未来を知る」ことだという。そしてまた「歴史にIFは無い」ともいう。
とは言え、もしもiモード公式サイト第一号となった住友銀行の当時の担当者がただドコモの提案を信じ込むだけでなくてもう少しネットの知識があって「ネットでの安全な決済は本当にこの方式でいいのだろうか」と疑問を呈していたら。呈することで決済システムがもう少し別のものになっていたら。
ダイヤルQ2がもう少し別の形態でのヒットと世間への受け入れられ方をしていたら。
ドコモやメーカーの技術陣がもう少しダイヤルQ2との類似性に疑問を感じてインターネットとの親和性に理解を示していたら。
現在はもう少し別の未来であったかも知れない。

この週末で読むにはちょうどいい長さでありまた当時を知る人にはまた格別の懐かしさと新鮮みを持って読めることでしょう。お勧めです。

# 蛇足ですが。しかし近年こうした良質の業界向けドキュメンタリーを目にする機会が極端に減ったなあという気がします。昔はもう少し多かったと思うんですが、ドキュメンタリーであろうとも無難な文章が増えました。
業界ライターだのジャーナリストだのを名乗る人は逆に増えたと思うのだけど、やはりこうしたコンテンツが提供できてこそのライターでありジャーナリストではないのですかねぇ。
ぜひ自称ライターやジャーナリストさんはこの文章に触れて自身の実績と能力の無さに衝撃を受けて欲しいものです。


2010-05
23
13:08:37

「ガラパゴス・ケータイ」と呼ばせたくない人々

時々このネタがTwitterのTLで流れてくるので。
よくスマートフォンに対して、「ガラパゴス・ケータイ」「ガラケー」と従来の日本のケータイを呼ぶべきではない、と主張する人たちに出くわすことがある。曰くその理由は「従来の日本ケータイへの蔑視だ」「語源のガラパゴスは単なる地名なので言葉として相応しくない、失礼だ」などというものだ。
しかしそうした主張に違和感を僕は感じるしそうした人々は本質論が得てして出来ていない。

「ガラパゴス」という言葉がささやかれ出したのはいつ頃からだったか。
僕もはっきりした記憶は無いが恐らく使われ出したのは三年ほど前からだったのではないか。
これもはっきりしないが、僕自身の感触では当時海外製携帯電話を国内に持ち込んで好き好きに弄っていたユーザー層が自分たちで持ち込んだ携帯を様々な制限で自由に利用させない日本の携帯環境と、かなり自由度の高い海外の環境の差にあきれて、外界と途絶したという意味で「ガラパゴス」と呼び出したのが最初ではなかったか。
元々そこには「日本国内で独自に異常進化した」といういい意味は含んでいなかったような気がするが、それは他の人々が語源の意味や「日本の携帯の進化具合は素晴らしい」と考える人々によって 後から追加されたように思う。

「ガラパゴス・ケータイ」や「ガラケー」はそういう意味では自国環境を憂いた自虐的な「蔑称」であろう。しかし何故それを使ってはいけないのか、自己規制・自粛しなければならないのか、さっぱり分からない。
何故ならそれほどまでに日本の携帯環境は非難され問題化されなければならない点を含んでいるからだ。

垂直統合モデルによる業界ぐるみのカルテルとも言える仕組みは競合他社を結果的に排除し競合の参入を阻んでいる。キャリア各社はこうしたモデルの崩壊を恐れ、結果的に自由度が低く競争が発生せず消費者に不便を強いている。
契約者識別IDに代表されるようなセキュリティやプライバシー問題の存在もある。10年の昔の時代遅れの技術が未だに購買モデルという重大な箇所に使用され続け、問題点や脆弱性を常に指摘されながらキャリア各社は頬被りをして問題解決のそぶりさえ見せない。
強制的なSIMロックやアクセスポイントを意識的に隠蔽しユーザーに自由に端末を使わせず全ての利用を自分たちの管理下に置きユーザーの利用の自由を阻害する。
など。

「ガラパゴス・ケータイ」や「ガラケー」とはこうした問題点を明確に言い表すための素晴らしい「発明」であったと今となっては感じている。まさしく如何に日本は多くの海外事情に比べて「異質で消費者を馬鹿にしているか」を示す名ワードである。
そういう思いがあるから僕は 「ガラパゴス・ケータイ」「ガラケー」を積極的に使う立場だ。

一方で「ガラパゴス・ケータイ」や「ガラケー」を使うべきでない、と訴える人々は上記をどう捉えているのだろう。
僕には知る由もないが、仮に問題点を理解せずに「蔑称は使うべきではない」という耳障りのいい話に流されているのだとしたら、ぜひ上記の問題に触れて自分でどうあるべきかもう一度考えてみて欲しい。
ガラパゴスと呼ばれる垂直統合モデルがどんな問題を引き起こしているか、拙作で恐縮だが以前こんなエントリーを上げたことがある。問題の一部かも知れないが概要は理解できるはずだ。
契約者識別IDは利用者のプライバシーを蔑ろにし今日では全く歓迎できるものではないが未だに日本の携帯業界は採用を続けている。海外ではこのような方式はほぼ採用しておらずまさしくガラパゴスな好例である。問題点については(技術的な部分が多いが)高木浩光氏の有名なエントリーに詳しい。
SIMロックやアクセスポイントの問題については数多くの問題点を指摘したエントリーがネット上にはあるので検索して欲しいが、拙作ではアクセスポイントについてこのようなエントリーを上げたことがある。

問題は上記を知りつつそれを隠し、本質を見せないようにしつつ言葉狩りに走っている人々だ。
それが誰なのか、とは言わない。しかし昨今の議論の中ではこうした問題点には全く触れずただ言葉狩りを訴えているだけに見える人も多くみかける。
それがキャリアやメーカーの人間であればある程度の理解は出来る。自分たちの立場も踏まえた上での発言であれば、ある程度のポジショントークもやむを得ない面はあるだろう(それでも健全に素直な議論をお願いしたいものだが)。
しかし一部のライターと呼ばれたり自称”ジャーナリスト”な人々についてはどうだろう。
上記のような論点を知らないのだとすれば全く持って勉強不足だし、キャリアやメーカーにおもねて「言葉狩り」に走るのだとしたら論外だ。

我々消費者としては言葉狩りに惑わされる必要はない。言葉は生き物だしここまで広まった言葉を否定する必要もない。「それが失礼だ」というのなら、何が何に対して失礼なのだろうか。消費者がキャリアやメーカーに何を気を遣う必然性があるのか。消費者とは独善的なまでに消費のための要求を行うべきなのだ。
それよりもぜひ気を付けて欲しい。本質に気付かれたくない人たちは常にいつの時代でもこうした些細な問題に目を向けさせ本質論を阻もうとすることに。
小さな問題に気を取られてより大きな問題を見誤ってはいけないことに。


2009-08
28
01:35:00

NokiaからSIMにチャージする決済サービス

以前から少し話題が出ていてどうやって実現しようとしているんだろうと思っていたんですが、なるほどSIMをストレージ利用するんですね。
Nokia、銀行口座不要のモバイル決済サービス「Nokia Money」発表

ユーザーは携帯電話の番号を使って、個人への送金、小売業者へのサービスや製品の代金の支払い、公共料金の支払いなどをいつでも行えるという。プリペイドSIMカードにチャージすることもでき、銀行口座を持っていなくても利用可能だ。キャリアを問わず、どんな携帯からでも利用できるようになるとしている。

最近の世界不況でNokiaも前年比売り上げが25%減だとかということでしたが、だからこそ引きこもるんではなくて、新たな収益源を作り出す、という動きなんでしょうか。
日本企業では生まれない発想ですね。
それにしても、SIMをこうした秘密情報の格納先として使うというのは、そもそもSIMが考案された時から想定されていたと思いますが、具体的かつ大規模なシステムとしては初かも知れませんね。
ポイントは多分搭載アプリさえ対応できればNokia以外でも対応できそうな点。仕様がオープンにされればいいですね。
iPhoneをおサイフケータイ対応にという話もありましたが、この方式ならiPhoneでも何でも簡単に決済端末化できそうです。
しかしもしこれが広まると、今度はおサイフケータイがガラパゴス化しそうです。
非接触カードとしてはいいんだけど、携帯を使った決済システムとしてはSIMを利用してキャリア(場合によってはメーカーも)横断な方がコスト面でもメリットがあるし、技術的にも素直です。
唯一世界標準化を期待されていたおサイフケータイ技術まで駄目となると、日本はますます閉塞化して弱るかも知れんなぁ。


2008-12
05
22:30:00

スマートフォンからケータイサイトが見られないのは携帯として見なしたくないから

スマートフォンからはケータイサイトが見られない?!

S21HでInternet Explorerを利用した場合のHTTP_USER_AGENTは、「Mozilla」を冠したものであり、たいていの場合はPCからのアクセスとして振り分けられる。その結果、携帯電話端末であるのにも関わらず容量の大きなPC向けサイトの閲覧を余儀なくされるというわけだ。

極めてよく分かっていないですね。
User Agentで判断している場合もあると思うけど、多くの場合はいわゆる携帯網のIPからのアクセスかどうかでまず一次的には分けてると思いますけど?
これって何も事実を確認せずに、思い込みだけで書いてないか??

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2008-11
27
06:18:00

“ガラパゴス”の定義とは

日本のケータイは本当にガラパゴス化なのか!?
こういう理解が低い記事がCNETみたいなメジャーサイトに堂々と載るのはどうかなぁ。
せっかくの議論の論点がずれてへんな話題にしかならなくなると残念。
筆者は何故ガラパゴスと呼ばれるのか、その理由を知らないんだろう。若しくは自分が言いたいことに注力するあまり興味がないのに言葉だけガラパゴスと言いたかっただけなのでは。
要するに海外含めたサービス間の互換性がないマーケットを称してガラパゴスと呼んでいるんですよ。

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2008-10
26
13:57:00

docomo 2008冬モデル情報、流出中

来月発表予定のdocomo 2008冬モデルの情報が絶賛流出中です。
カタログ写真がベースなので、本物でしょうね、これ。
詳しく知りたい方は某2ch携帯機種版までどうぞ。
カタログを見た限りでは、新モデルではタッチパネルとサイクロイドやWオープンなどのギミックが売りのようですね。
またほぼ全機種でBluetooth搭載のようです!
iWidgetっていうヴィジェットサービスも面白そう。RSSあたりをプッシュ配信とかしてくれると凄いんだけどなぁ。
下位機種でもワンセグ、おサイフケータイは当たり前のようなので、これまでに比べると格段に選択の幅が広がっています。
いやー、待っててよかったです。
指紋認証にも対応してきたSHが何でもありで人気のようですが、個人的には防水を前面に押してきたFがバランスいいような気がしました。
スマートフォン系は、HTC Touch ProとDiamond(HT-01A, HT-02A)はちゃんと載ってましたが、シャープもWM端末を追加するようです。W-ZERO3あたりの位置づけかなぁとは思うんですが、詳細はよく分からなかったです。
ただワンセグは載るものの、おサイフケータイには対応しないみたい。残念。。
スマートフォン系で日本独自であるワンセグとおサイフケータイに対応できそうなのはシャープぐらいだと思うので、ぜひ頑張って欲しいものです。

(追記)
見落としてました。Felica付きですね。
でも、つまり独自OSなんですね。色々遊べない、残念。。
その他、NM-01A、NM-02Aという情報が、カタログには載っていないものの、ありました。
ともにストレートでQVGA 320×240画面とのことなので、ひょっとしてこれはE66とE71ベースじゃない?と思っているのですが。E71が技適を通過という話もありましたし。
真相や如何に?
(追記)
これも、周波数帯がSBなのでdocomoじゃなかったみたい。。
後は魅力的なプランも発表されるかどうかですねー。


2008-09
25
23:41:00

ウィルコムnico. Marbleモデル

ウィルコムnico. に10台限定のMarbleモデル
20080925234017.jpg
綺麗ですねー。こういう携帯はいいなぁ。
たった10台とはもったいない。
iPhoneとの二台持ちを前提にするなら、こういうシンプルなのがメインでもいいかな。
でも、おサイフケータイはどうしても欲しい。。
(ワンセグは要らないよ!)


2008-09
18
00:35:00

au E30HTの発表から見える気のするこれからのケータイ市場

先日Blog記事に書いたとたんのauからのE30HT(HTC Touch Proベース機)の発表でしたが、これまで出てきた情報では散々の評価のようですね。
こちらでaviさんが綺麗にまとめてらっしゃいますが、
結局 au の TouchDiamond は…
とにかくGSMに対応してなくて専用のICだし、Cメールは受信だけとか、販売ルートは法人だとか。
企画が一昔前みたいですね。
「日本人にはスマートフォンがわからないから、迷う余地がないようにカスタマイズしてあげないと」なんて要らない意図が見え隠れするようです(^ ^;
iPhone不振は「想定内」/「スマートフォンよりケータイの方が使いやすい」とのことですが、この辺の台詞から結局マーケットを完全に一人勝ちにしてしまうような大砲商品しか見ていないんだろうなぁ、というのを何となく感じてしまいます。
実はiPhoneもSBで見ればトップの売れ行きな訳で、第3位キャリアとしては十分評価はされるはず。もともとパイが限られるんですからね。
でも多分これはマスコミも含めてなんだけど、マーケットを巻き込んで世の中を変えるようなムーブメントを期待するんでしょうね。iPhoneもそういう宣伝をされてしまったから20万台売れても「不振」な訳です。
でももうそういう時代でもないのでは?
僕はもう既にニッチマーケットが群雄割拠したがっている(したいんだけどまだできていない)のが今の携帯市場だと思っています。
タイ辺りでふらふら携帯屋さんを見回っていても、あるいはcnetの山根さんの記事を読んでも思ったんですが、本来携帯市場というのは個人個人でかなり異なるニーズがいっぱい集まっているんじゃないかと思います。
黎明期こそキャリアが旗を振って機能を提供して携帯市場や携帯というイメージを作っていくのはありと思いますが、ここまで成熟してしまえば一つのキャリアが全てをコントロールして特定機能を集中して提供していくなんてのはもはや意味が無いし無理です。
携帯不況だとか頭打ちなんて言われてますが、結局ユーザーが欲しいと思う、あるいは必要と感じない機能は取り払われて必要なことだけが行える、そんな様々な個々のニーズに現行商品のバリエーションでは追いつけていないだけなのではと思うのです。
タイでもどこでも、僕ら日本人からするとNOKIAとかサムソンとか有名メーカーばかり売っているような気もしますがそんなこともなく、山根さんのレポートにもあるように現地の人たちは有名無名メーカー問わずあるいは高いも安いもひっくるめて様々な機種を使っています。中小含めて様々なメーカーの参入があるから様々なニーズも掘り起こされるし、ニーズにも応え続けられているんではないでしょうか。
翻って、日本のようにこれだけ選択肢も少なくキャリアに押しつけられた種類の少ない機種しか使えない国も珍しいでしょう。
そんなところから先の発言の裏を想像するに
→キャリアだけで主導しようとするから当然バリエーションにも限界が出る
→効率的にするには少数先鋭の機種にリソースを投入したい
→だからどかんとマーケットを巻き取れるような大砲機種にどうしても賭けたくなる
→よってTouch Proのような汎用的な機種もできるだけ効率的になるように日本向けにカスタマイズして他機種と比べてもブレが少ないような「ガラパゴス化」せざるを得ない
→どうなるか分からないコンシューマ向けよりは販売チャネルで売れ込める企業向けとした方がリスクが小さい(ような気がする)
→本当はどんどん機種やセグメントが増えるのは面倒なだけ
。。こんなところではないでしょうか。
結局はここまでキャリアという旗艦を中心にした護送船団方式が行き詰まりを迎えているだけのような気が。
もちろんマーケットが一気に潰れることもないかも知れませんが、逆にそうしたニーズに何も気付かず今のやり方を続けていってずるずると衰退していく・・なんてのもぞっとします。
だからと言って海外キャリアが参入できる余地がある訳でもなくて、「黒船」が来ることも無ければキャリアは安泰だと思っているのかも知れません。
でも、もし、どこかのキャリアが思いきってマーケットをオープンにしてしまったら・・どうなるんでしょう。今までの常識にも捕らわれないような機種が今の数倍も出回るようなキャリアが突如出現したら・・?
ここに早く気付いたもの勝ちだと、一番早く気付いてくれるキャリアはどこかに現れるでしょうか。


2008-08
21
02:02:00

Palm Treo Proも発表(但しEUだけ)

Treo™ Pro smartphone by Palm
gallery_bb_ul_hero1.png
つい昨日うっかりリークしたところみたいですけどね。
いいなー、Treo。カッコいいいいい。
本当は普段使いの携帯にしたいんだけど。マジでせめておサイフケータイを海外スマートフォンに統合してくれないかな。おサイフケータイだけは離れられないんだよ。。
iモードとかは要らないから。


2007-08
12
12:15:00

E90ここまでの雑感

CIMG0453.JPG
バンコクで買って帰国してから色々いじってみて、一週間経ちました。
その中での雑感なんかを。
■日本語化表示
やっぱり当初から聞き及んでいたみたいに日本語版以外のNOKIA機の日本語化にはいろいろ苦労も伴います。
とは言え先人たちがかなり開拓してくれているので、ただそれに従うだけなんですが。
まず日本語表示に関しては一発クリア。こちらに詳しい解説がありました。
http://travelx.org/gsm/e90/e90.html
「E90日本語化」を参照。
それ以外にもE90についてかなり詳しく解説されており、多分現在最強。

なお買ったE90がヨーロッパ版なのか、香港版なのかタイ版なのかなどによって置き換えるファイルが異なりますので注意。
僕はタイ版だったので上記URLがばっちりでした。
方法よりもよほどフォントの選択が重要になりますが、E61とか他のNOKIAを持っている場合はそちらから抜き出すのが一番なのでしょう。
でも僕とかNOKIA初体験組はフォントの入手が問題になります。
例えば以下なんかがよく使われているようです。
HeiseiGothS60
Eシリーズで使われているものと同じ?
上記から3rd Editon FP1をインストールすると入ってる。

M+2P+IPAG.ttf
でもどちらも日本語だけなんですよね。
どうせなら多言語フォントがいいんだけど。なんかいいの無いですかね。
■日本語入力
一番の壁かな?
でも全然KKJConvだけでも十分なんですけどね。人によってはわざわざ起動して入力してコピペしてから貼り付ける、ほとんど単語毎で変換しないと使いにくい、などが不満かも。
M-FEP60なんかだと証明書付けるとかがちょっと面倒だし、汎用じゃないし。
一番は商用のネイティブアプリに出てもらうことでしょうね。松茸に期待。
■ごにょごにょ関係
まずアクセスポイントの設定は一発OKでした。
MMSもMMSPがあれば問題なし。但し配布が中止されている今となってはインストールファイルの入手が一番の問題でしょう。
よーく探してみて下さい。そこかしこに落ちているみたいです。
因みに僕はたまたま通りかがったアップロダで見つけましたよ。
ただ今苦戦中は、o2-wap-flat-patcher。Opera mini 4 Beta4で試してるんだけど、何回当ててみてもUAがOperaのまま・・。
702nkpatcherも試してみたんだけど結果は同じ。
ひょっとしてOperaのProxy側で何か対策されちゃってますか??
Minuetも試してみて確かにYahoo!ケータイには繋がったけど、結構頻繁によく落ちます。ひょっとして3rd対応じゃない?
それにちょっと個人的には使いにくいかな・・。
Opera miniも仮に成功しても理屈上Yahoo!ケータイは使えないわけだし、他にも何かいいのがないか探索中ってとこですかね。
■Mail for Exchange
仕事で使うので入れてみました。
確かに動くんだけど、何故かしょっちゅうエラーになります。どうやらスケジュールやアドレス帳はOKなんだけどE-Mail受信でエラーになる率が高い模様。
うーん・・。
因みにここから日本語を選択してインストールしてあります。
またサイトでは1.6.1なんだけど、実際にインストールすると1.0.6になってる。何故???
これだけでもまともに動いてくれるとかなり日常的に使えるんだけどなぁ。
■雑感
ここまで試してみて思ったのは、やっぱりWindows Mobileに比べると奥深いと言うべきか苦労させられると言うべきか。
でもこの苦労って、全部日本語化とかごにょのためばっかりなんですよね。
タイでも日本語化した後数日使いましたが、実に快適でした。
Windows Mobileはどこまでいっても「PC」って気がするんですが、NOKIAはやはり「ケータイ」ですね。
こうした苦労なしに普通に使えたらかなり手になじんで使い易い機種だと思います。
例えばネットワークアクセス時に無線LANかパケット通信か常にちゃんと選ばせてくれますし、ハードキーの選択やメニューをデフォで結構カスタマイズ可能なことなど、明らかに一日の長は感じますね。
またUniと比べて比較的コンパクトってのも気に入ってます。Uniはさすがにポッケには無理だったけど、E90ぐらいならズボンのポッケに普段のFOMA機と二台入れていてもそんなに気になりません。
また横800pxはやはり広いですね。
WindowsMobileではありがちなもっさり感もこれまで無いし、電話機本体のメモリも大きいし。
一世代前のUniと比べるのも酷とは思いますが(UniはUniで名機です!)「ちゃんと機能が全て使えるようになったら」大変素晴らしい機種でしょう。
但し安い買い物ではないし日本で使うには苦労させられます。
一般的にはSBのちゃんと日本環境に対応したNOKIA機をお薦めするかなぁ。そちらの方が幸せかも。
とは言っても幸せの定義は人によって異なりますけどね(^^;


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