意外に広まっていないので注意喚起のつもりで記載しておく。
JR東日本が先日以降日立にSuicaの乗車履歴データを販売すると発覚したことで大騒ぎになった。当初JR東日本からの発表が一切無かったことが混乱に拍車をかけていたが、その後騒ぎについて謝罪しある程度の情報開示をし、希望者はSuicaIDをJR東日本へ連絡することで販売分から除外することを明らかにした。
そのあたりの経緯については以下の記事に詳しい。
Suica乗降履歴データの外部提供で問われるプライバシー問題—JR東日本に聞く
販売されるデータは
- SuicaID番号から他の形式に変換した識別番号。期間は明らかにされていないが定期的に変更されるとしている。
- 乗降駅
- 利用日時
- 利用額
- 生年月(当初生年月日との報道もあったが日は含まれない模様)
- 性別
また鉄道利用履歴のみで物販は含まれないという。
JR東日本では、そもそものプライバシーポリシーでは「個人情報は第三者へは提供しない」としているが、SuicaIDから個人を特定できない番号に変換しているので既に個人情報には該当せず販売には問題無いとしている。
しかしこれまでまさか自身の利用履歴が外部に販売されるなどとは露ほどにも思わず利用してきた利用者からすれば何とも納得のいかない経緯であり、また「気持ち悪い」と感じる人も多いことだろう。
JR東日本では今回の問題に関するQ&A(PDF)を発表し、その中で7/26よりSuicaIDを連絡すれば販売データから除外する受け付けを開始する(つまりオプトアウト)と発表している。
メールでは jogaiyobo@jreast.co.jp へどんな内容でも良いので、モバイルSuicaならメイン画面、Suicaカードなら裏面にあるJEから始まる番号を送信すれば良い。正常に受け付けられれば受付メールが返信されてくる。
また電話 03-5334-1655 でもオペレータが受け付けているが平日10時から17時までの受付なので普通のサラリーマンでは使いにくいかも知れない。
さて問題は自分の履歴を販売データから除外したい場合に通知する必要のある「SuicaID」である。勿論現在使用中のモバイルSuicaやSuicaカードの番号を伝えれば良いのだが、実はこのSuicaIDは「モバイルSuicaの機種変やビューカードの有効期限切れまたは再発行のタイミングで変更されてしまう」のである。
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