「時事ネタ」カテゴリーアーカイブ

2024-03
12
12:00:54
【皆さまへ】裁判判決確定に伴う #接触確認アプリ #COCOA 記事の一部削除について


読者の皆さまへお知らせします。

以下記事につきまして、かねてより提起されていました訴訟の判決が確定したことに伴い、その一部を削除致しましたのでお知らせ致します。

#接触確認アプリ #COCOA の無償ボランティア開発美談は本当か?
#接触確認アプリ #COCOA はマイクロソフトの夢を見せられているのだろうか?

経緯

2021年3月26日付けにて、A氏(仮名)より上記記事内容に関して名誉権の侵害を理由に

  1. 金256万3000円及び延滞損害金
  2. ブログとTwitterへの謝罪記事の掲載
  3. 当該記事の全削除
  4. 訴訟費用の全額負担

を求める民事訴訟が提起されました。

その後地裁判決および高裁判決など諸々あったのですが、本年3月11日に

  1. 金22万円及び延滞損害金
  2. 当該記事中の一部の削除
  3. 訴訟費用1/10の負担

との判決が確定しました。

この判決に伴いまして、上記記事中高裁判決が指示する部分に関して、一部削除を行っております。

読者の皆さまには大変申し訳ありませんが、事情をお汲み取りの上ご容赦賜りますようお願い致します。

なお事件番号については公表致しませんのでご了承下さいませ。

以上です。

2014-07
02
07:14:05
新料金プランでキャリア各社iPhone5sの月額・総額コストはどれだけ変わったか


既報の通り、携帯キャリア各社は次々国内通話定額プラン+データ従量型定額プランを打ち出し、一般ニュースにも取り上げられて大きく話題になった。

 

定額通話 まずドコモ、2社追随 音声収入減、歯止め狙う

KDDI、音声定額プラン発表 月2700円&データ通信「カケホとデジラ」

 

特徴は、「通話定額プランが必須」「データプランも含めて実質値上げ」「価格が全社全く横並びの阿吽の呼吸での価格カルテル」というところか。

データプランがこれまでの月7GBプラン一つだけという状況から2GB/5GB/10GBなど複数のプランから選べるようになった・家族で使用容量を分け合えるなど柔軟な点が出てきたことは評価できるが、相変わらずの寡占状態を悪用した価格横並びカルテル体質、またそれを利用したまたもやの実質値上げは強く批判されるべきだろう。
これらの点はTwitterでも単発的に発言しているしまた別エントリーで述べるかも知れないのでこのエントリーでは深くは触れない。
昨年9月iPhone5sの発売開始直後に各社月額・総額コストをシミュレーションしてみたことがあるが、それを元にこの国内通話定額プラン+データ従量型定額プランになることでどう変わるのか、まとめてみた。
なおドコモとソフトバンクは既に開始されているがau/KDDIは8/13から開始なのでまだあくまで予定だ。またMNP同士を比較とした。

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2013-08
08
07:16:23
#Suica履歴提供 問題は何を問題にしなければならないか


#Suica履歴提供 問題はまだまだ一旦落着したわけでは無くて、JR 東日本と日立側にまだ問題解決を突きつけているし、また従来から暗に言われていたにも関わらず本当に「自分のプライバシーが自分の知らないところで売られることがある」点を明瞭にしたという意味では「素晴らしい」スタディケースであるというべきだろう。また現在進行中の総務省 「パーソナルデータの利用・流通に関する研究会」においても「想定外の」こうした具体的インシデントを得ることでより踏み込んだ議論や検討にも役立つことになるだろう。

一方で我々利用者である。果たして今回の問題で「何が悪かったのか」「何を問題としなければいけないのか」明瞭に理解し主張できる人も少ないかも知れない。
端的には「何だか気持ち悪い」「自分の知らないところで勝手なことをするな」でよいのだ。難しい議論は専門家に任せて我々は「庶民感覚で」JR東日本など庶民感覚にかけ離れた企業マインドを叩いて構わないのである。
しかしと同時に少しだけ今回の一連のことが「論理的には」どういう意味を持つことだったのか知ることもまた決して損では無いだろう。

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2013-07
30
12:58:24
#Suica履歴提供 モバイルSuicaで機種変などしてSuicaIDが変わってしまうと販売データから除外依頼できなくなる場合がある


意外に広まっていないので注意喚起のつもりで記載しておく。

JR東日本が先日以降日立にSuicaの乗車履歴データを販売すると発覚したことで大騒ぎになった。当初JR東日本からの発表が一切無かったことが混乱に拍車をかけていたが、その後騒ぎについて謝罪しある程度の情報開示をし、希望者はSuicaIDをJR東日本へ連絡することで販売分から除外することを明らかにした。
そのあたりの経緯については以下の記事に詳しい。

Suica乗降履歴データの外部提供で問われるプライバシー問題—JR東日本に聞く
販売されるデータは

  • SuicaID番号から他の形式に変換した識別番号。期間は明らかにされていないが定期的に変更されるとしている。
  • 乗降駅
  • 利用日時
  • 利用額
  • 生年月(当初生年月日との報道もあったが日は含まれない模様)
  • 性別

また鉄道利用履歴のみで物販は含まれないという。

JR東日本では、そもそものプライバシーポリシーでは「個人情報は第三者へは提供しない」としているが、SuicaIDから個人を特定できない番号に変換しているので既に個人情報には該当せず販売には問題無いとしている。
しかしこれまでまさか自身の利用履歴が外部に販売されるなどとは露ほどにも思わず利用してきた利用者からすれば何とも納得のいかない経緯であり、また「気持ち悪い」と感じる人も多いことだろう。

JR東日本では今回の問題に関するQ&A(PDF)を発表し、その中で7/26よりSuicaIDを連絡すれば販売データから除外する受け付けを開始する(つまりオプトアウト)と発表している。
メールでは jogaiyobo@jreast.co.jp へどんな内容でも良いので、モバイルSuicaならメイン画面、Suicaカードなら裏面にあるJEから始まる番号を送信すれば良い。正常に受け付けられれば受付メールが返信されてくる。
また電話 03-5334-1655 でもオペレータが受け付けているが平日10時から17時までの受付なので普通のサラリーマンでは使いにくいかも知れない。

さて問題は自分の履歴を販売データから除外したい場合に通知する必要のある「SuicaID」である。勿論現在使用中のモバイルSuicaやSuicaカードの番号を伝えれば良いのだが、実はこのSuicaIDは「モバイルSuicaの機種変やビューカードの有効期限切れまたは再発行のタイミングで変更されてしまう」のである。

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2012-06
11
04:16:27
LINEは何故急成長できたか – LINEの発明の光と闇


NHN JapanのLINEアプリが大人気だ。
全世界のユーザー数が4000万人を超え、国内でも1800万人のユーザーを突破したという。 今でも月に500万人が登録し続けており、年内にも1億ユーザーを目指す、という。

驚くべきはその成長率であり、LINEは2011年6月に公開されてまだ1年しか経っていない。しかし全くの新規アプリ・サービスでそれだけの期間に4000万人が登録したコミュニティというのは他に例は無いだろう。
OGC2012のNHN Japan自身の講演によれば、 会員2000万人突破にかかった期間は256日であり、これはTwitterの1035日・Facebookの1152日に比べても驚異的と言えるだろう。

無論こうした爆発的な人気の原因には、そもそものコミュニケーションツールとしての使いやすさ・取っつきやすさや、無料であること、TVCMなどのマーケティングなども大きな要因であろう。
しかし僕はそこには、これまでどのサービスも乗り越えてこなかった大きなポイントがあると思う。
それは「ネットワーク構築のショートカット」である。

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