2005-05
14
23:08:00
Windowsにとうとうシェル環境が搭載の予定


またまた寡聞にして今頃知った感もありますが、次期WindowsのLonghornにMSH(Microsoft SHell ?)という、ほぼUnix/Linuxのshellに位置する機能が搭載される予定だそうです。
Note/dotNET/MSH
環境は.NET 2.0を必要とするCLRプログラムみたいですね。既にPreview版も配布が始まっているそうです。
Channel9のWikiに詳しいFAQもあり、サンプルコードなどもここから参照できます。


残念ながら.NET2.0(まだこちらもベータですが)を入れられる環境が無いので試せないものの、サンプルコードを見る限りは「これが本当にWindowsに標準で入るの??」ってぐらい、まさしくシェルそのものです。
従来のWindowsバッチでもWSHでもよいですが、やはりシェルに相当する機能面では見劣りしていましたから、これもLinux系などを取り込む戦術の一環なんでしょうね。確かに運用設計などをしていると高い運用ツールなんかを買わずとももう少しバッチが使い物になればそれでいいのになーということはWindows環境では多々ありましたので、個人的には期待大です。
MSはこういうパクリやらせると技術のリスクラッチをやらせると本当にうまいですねー。
機能的には

  • 文法はUnix/Linuxシェルでの基本的なところに加えてオブジェクト言語となっている(.NETなら当然ということか)ので、必要の無いtext-patternや正規表現の嵐からは開放されそう。どちらかというとPerlとかに感じは近いかも。
  • .NETベースということは、例えば変数型は.NETの型にそのままラッピングされてるみたい。なので.NETエンジニアには絶大な支持を取り付けることでしょう。
  • プロバイダーという概念で開発者が自由に機能追加可能。個々のプロバイダーは.NET対応言語で作成できる。ということでSQLプロバイダーとかActive Directoryプロバイダーなども十分考えられるとか。これはこれで怖い気もしますが。。

ってあたりが面白そうでしょうか。
# 後はワームやウィルスの標準プラットフォームにならないように願うばかりです
(って、なっちゃうんだろうなぁ。これだけ便利そうだと。

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