Opera Watchから。
まず最初の記事は、この度ラウンチしたGoogle Notebookでは今のところIEとFirefoxでしか利用できないが、近いうちにOperaとSafariでも利用できるようにするとGoogle担当者が述べている、という内容。
Google Notebookはまだ触っていないのだけど、簡単に言えば閲覧したWebサイトへのメモをオンラインに書き残せるサービスみたいですね。(Going My Wayさんに使用レポートが上がっていました)
実はOperaでは既に「note」という機能がOpera7の頃から付いていて、簡単にメモをWebサイトに紐付けて書き残せます。
Google Notebookはこれのオンライン版といった感じで、他ブラウザユーザーには便利になるのでしょう。
IEとFirefoxではPluginとExtentionで機能追加しているようなんですが、Operaは少なくともそんな機能は付いていないので、どうやって対応するのかな?いい方法を思いつかないのだけど、ちょっと興味があったり。
一方の記事は、米Yahoo!がやはり最近リリースした新デザインのプレビュー・サイトで、OperaやSafariでアクセスすると「あなたの使っているブラウザはサポートされていません」と言われてブロックされたというもの(画像)。
しかし、UserAgentを変更してアクセスするとOperaでもほとんどの機能が正常に動作したということで、憤慨しています。
また現在はUserAgentがOperaなどだと現行サイトへリダイレクトされるようです。
Googleは以前からブラウザについては非常にオープンで、例えばGMailやMapでも当初こそIEやFirefox専用だったとしても直ぐにOperaやSafariにも対応してきました。
反対にYahoo!は日本法人も含めてあまりそういう発想は無いようです。Yahoo!スクロール地図なんかでもIEのみ推奨だったり。でも、別にOpareでも動いてしまうんですけどね。
たまたま対称的になった両社ですが、Yahoo!の対応はこれまでもよく散見された対処です。それほど珍しくもないですが、しかし一方でGoogleのような全方位的な対応も目立つようになって来ました。と言うよりも、ブラウザ間の挙動差異がこなれてきて、それほど苦労しなくても一致させられるようになってきた、またそのためのベスト・プラクティスが蓄積されてきたのではないかと思います。
OperaやFirefox陣営が取り組んできた標準化整備が徐々に影響を現してきたのではないかな。
今となってはIEこそが異形のブラウザと化してきた訳で、またIE7となってもそれは変わらないようですので、今後は逆にIEの特異性が問題になるかも知れません。
http://level.s69.xrea.com/mozilla/index.cgi?id=20051030_Acid2
Yahoo!のプレビューサイトの話でも明らかなんですが、これまでは「如何にIEに特化したサイトを作るか」に世のWebマスターや開発者たちは注力してきたと思います。
しかし少しの手間をかけて、試しにFirefoxやOperaでも(サポートするしないは別にして)動かしてみて欲しいと思います。実は意外に動くことに驚くかもしれない。そして何故動かないかにも気を掛けて欲しい。
今後はそんな疑問への答えが徐々に重視されてくるだろうし、そんな僅かなチェックがあなたのサイトをより洗練してくれるかも知れない。
2006-05
18
00:06:00
OperaとGoogle NotebookとNew Yahooサイト
2006-05
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