ol2gcに続くGoogle Calendar同期アプリ第二弾です。
ln2gcはLotus Notes(R5)のカレンダーデータをGoogle Calendarへ一方向同期するアプリです。
ダウンロード: ln2gc R0.1
* 解凍して適当なフォルダに入れてln2gc.exeを実行して下さい。
■機能
- 起動するとSyncボタンがあります。押下するとGoogle Calendarへログインするためのユーザー名とパスワードを聞かれますので入力して下さい。また続いてNotesのユーザーのパスワードを尋ねられますので入力します。これは現在のロケーションで指定されているユーザーです。その後同期が始まります。動作状況はボタンの下にロギングされます。
- NotesからGoogle Calendarへの一方向同期のみ行います。Google Calendarへ直接行った変更はNotes側へは書き戻されません(再実行するとNotesのデータで書き直されてしまいます)。
- 新規作成、更新(件名、場所、開始/終了時刻、詳細の変更を検知)、削除の内容が同期されます。
- 同期対象は、予定の開始時刻が同期時点から一ヶ月以内、100件までのデータです。100件を超えるとうまく動作しません。
- Notesの[ファイル]-[ツール]-[ユーザーID]から「他のノーツベースのプログラムからパスワードのプロンプトを表示しない」をチェックしていれば、Notesを起動してログインしている限り、あらためてパスワードを尋ねられることはなくなります。
- NotesのメールDBはリモートにあってもローカルにレプリカされていても問題ありません。現在ロケーションでどのメールDBを指定されているかに依存します。
■環境
- .NET Framework 1.1が必要です。
- .NET Framework 1.1が入っていればOSは問わないはずですが、作者はXP(32bit/Home Edition + SP2)でのみ動作を確認しています。
- Lotus Notes R5.0.12で確認しています。他のバージョン、特にR6.0やR6.5では動作するかどうか不明です。動作報告など頂ければ幸いです。
■制限とか分かっている障害とか
基本的にはol2gcと同様です。
- あまり大量のデータでは試していません。
- 追加のカレンダーなどには対応していません(多分。試してないけど)。
- 1対多など複数の環境から同期を行うとおかしくなると思われます。1対1の同期のみ対応です。
- 変更されていない予定はGoogle Calendarへ毎回反映することはないのですが、予定が終日であった場合のみ、常に更新が行われてしまいます。これはGoogle Calendarが何故か終日の予定の場合だけ開始/終了日時の年にありえない数値(3994年など)を返してくるためで、恐らくGoogleのバグです。
何かありましたらコメント欄までどうぞ。