「問題」タグアーカイブ

2009-05
15
21:45:00
ニコニコPodder R1.1.1をリリースしました


■ ニコニコムービーメーカーの動画への変換に対応しました
大変お待たせしました。ようやく対応です。
実現方法なんですが、結局以前コメントでも示唆して頂いていたようにAviSynthを使用してみました。
dll依存とかインストールとか大変じゃない?と思いこんでたんですが、よくよく確認してみるとそれほど面倒なことにはならなそう。それに試す限り、ほとんどの環境で問題なく動作しました。少しだけレジストリ登録する必要があります。
負荷が高いとも思っていたんですが、どうやらマルチCPUオプションで変更可能なようですね。
それに対応しないよりはした方がいいでしょ、ということで対応の運びとなりました。
ライセンスの関係上、ニコニコPodderとは別に「SWFConvert」というパッケージとして提供します。
GPL v2準拠としてソースコードも公開します(大したコードじゃないですよ)。
ニコニコPodderのインストールフォルダ以下にそのまま展開してもらうと、R1.1.1であれば自動的に検知して変換オプションを設定します。またはnicoPodder.iniのオプションを以下のように指定してください。
ConvertVideoSWFCommand=SWFConvert\SWFConvert.exe
ConvertVideoSWFOptions=-i “<%InputFile%>” -o “<%OutputFile%>” -c “<%FfmpegPath%>”
ConvertVideoSWFExtension=mp4
DoNotConvert=none:none
つまりSWFConvertはニコニコPodderの外部コマンドとして動作します。
また最初の起動時にレジストリ登録を促されるので「はい」を選んで登録してください。しないとエラーになります。
SWFConvertでもx264cliやffmpegのオプションを指定可能です。SWFConvertフォルダの.txtがそれぞれのオプション定義になっていますので変更可能です。
■64bit環境で起動時にエラーとなる問題を修正しました
これで本当に64bit環境でも動作するものと思っています。
但し同一バイナリで32/64bit対応は不能でしたので、バイナリは別になります。
なおSWFConvertは内部で使用しているライブラリの関係で32bit環境でのみの動作となります。
■初期時に「マイリスト名で分類」をチェックしていても分類されなかった問題を修正
■「マイリスト名で分類」したフォルダを正しく判定していなかった問題を修正
■OSインストール直後にIE7/8の保護モードが有効の場合ブラウザ認証統合が行えなかった問題を修正
といったコメントでも頂いていた問題などを修正しています。
■動画リストが空の場合に以前のrssフォルダにRSSファイルが残っていればデータの移行を行うようにしました
これもコメントでもらっていましたね。実はちょうど対応作業をしていたのでした(笑 グッドタイミングでした。
その他、アップデート履歴もご確認ください。
何かありましたらコメント欄までお願いします。
* R1.1.2をリリースしました。今後はそちらへどうぞ

2009-02
22
01:07:00
ニコニコPodder R1.0.13をリリースしました


R1.1系列の前に直近で報告頂いてたバグを修正したバージョンをリリースしました。
■nicoPodder.iniのDoNotConvert設定を変更してもSWFの動画変換が行えなかった問題を修正
この問題のためSWFの動画変換に独自コマンドを指定できませんでしたのでこれを修正しました。
■一部の不正文字が動画詳細に含まれていた場合にダウンロードが行われなくなる問題を修正
これまで何度かGOボタン押下後に「スレッドを起動しました」メッセージが表示されて処理が止まる問題が報告されていました。今回の修正によりこれが修正された可能性があります。
もし今回のバージョンで同様の現象が発生するようでしたら詳しい状況と共にお教えください。
■ffmpegのリビジョンを17394に更新
これまで同梱のffmpegはrev.9133を使用していましたが今回から17394に変更しています。これによりこれまで報告頂いていた変換不能だった動画なども正しく変換できている場合が多いようです。
但し全ての変換が保証される訳でもありません。
rev.17394では9133に比べて変換オプションが一部異なります。そのためR1.0.13以降では9133の古いオプションと思われる設定を見つけると自動変換を行うようにしています。
起動時に古いオプションを見つけると「変換するかどうか」を尋ねられます。「YES」を選択すると自動的に変換を行い、nicoPodder.iniの設定にも反映されます(正常終了時)。
デフォルトのオプションをそのまま使用している場合はこれで構いませんが、独自に変換オプションを設定しているなどで自動的に変換されたくない場合には「NO」を選んでください。但しこの場合は自分でnicoPodder.iniの設定を変更しないと動画変換時にエラーになるはずです。
なおffmpegバイナリはお気に入りの動画を携帯で見ようさんが公開されているバイナリを同梱しています。ありがとうございます。
ニコニコPodderでは標準版を同梱していますが、上記サイトでは他にもPentium4最適化版やAthlon64最適化版も提供されています。
実は僕の環境ではあまり差異は感じなかったのですが、そちらに差し替えて利用することも可能です(が、自己責任にてお願いします)。
以上、もし何かありましたらコメント欄までお寄せください。
* R1.0.14をリリースしました。今後はそちらへどうぞ

2009-02
13
00:45:00
Googleのペイパーポスト問題は何を問題にしないといけないのか


一昨日の記事では書き足りない気がしたので追記してみる。
そもそも今回のGoogleのペイパーポスト問題への様々な言及を見るに、せっかくなので乗っかってもうすこし明確なことを残しておきたい。
こんな辺境のブログだけど、少しでも声を上げておこうと思う。
一昨日の記事で書けなかったのは、そもそものペイパーポストに対する是非だ。
以下、目に付いたあたりのブログ記事。
Google、ペイパーポストのブログマーケティングで謝罪
GoogleのPayPerPost騒動の議論に思うこと
Google Japan、マーケティングと倫理観の憂鬱

これ以外にもかなりのブログやSBMで言及されている。
けれど僕の感覚からすると、それはちょっと違うんでないの、という意見も少なからずある。
無論それはそれで意見だし感想なのだけど、そういう層に向けてもう一度どうして問題視する人は問題視するのかまとめてみる。

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2009-02
11
01:02:00
日本のGoogleは全然大したこと無かった件


以前からちょっとだけそんな気はしていたんだけど。
グーグル、プロモーションで謝罪–抵触したサーチガイドラインとは
道路から見た写真をネットで閲覧できる「Google マップ ストリートビュー」、今後は画像公開前に事前通知されることに
ここしばらく立て続けに流れたニュースですが、最初の記事はプロモーションというと聞こえはいいですが、ようするにやらせ記事を書かせていたというもので俗にPayPerPostと呼ばれます。
僕は偽口コミ広告と呼んでいて、以前にも記事を書いています。
「スポンサー付きブログは何が問題なのか?」の記事を読んで
また後者はストリートビューのプライバシー問題について「他国では関係各所に通知していたのに日本ではしていなかった」のだそうです。
Googleいえば技術的にもトレンド的にも最先端で時代を引っ張っている、ってのが一般的なイメージかな。
一部異なる部分もあるかもしれないけど、おおまかには事実もそれほどは間違っていないでしょう。
でもそういう企業でも、一旦日本法人を作ってリージョンを任せてしまうと、そうはならない場合も多いんですよね。
今回の事例なんかで共通して言えることは米国本社との歩調合わせ不足。
そもそも前者なんかはそれ以前の善悪とか良心とかの問題だろ、とも思いますが、それも含めてポリシーをしっかりと固めるというコミュニケーションはなかなか難しいものなんです。
特に技術系の会社の場合はまずは技術キャッチアップという線が最重要視されるのは仕方ないんですが、実際にはそれ以前に「わが社はどのようなポリシーでユーザーと向き合うのか」「どのような場合にはどのような判断をすべきか」「決して外せないコアコンピタンシーは何か」をじっくりと練り上げることが実はとても重要。
これは結局技術はどうあれ、具体的にどう提供していくかを日々決めるのは現地法人になる訳で、その際にいちいち本社の決定を仰ぐなんて手間はかけてられない訳で、これこそが本社と現地法人のもっとも重要なコミュニケーションと言えるでしょう。
でも経験上、これはなかなか大変で、簡単に言うとどれだけ本社の人間と毎日話しができているか、人間関係が保てているかの試金石でもあります。
要するに思想や考え方が一致でき互いに理解できるかどうかです。
とは言え何故か周知すべきはずの事実が何故か日本にだけ教えてもらっていなかったり、日本風の阿吽の呼吸というか「そんなの常識だよね」というレベルから合っていなかったことが判明して愕然としたりなんてのは日常茶飯事だったりもするんですが(笑)
様々な外資の会社がありますが、本質的に上記のことはすべての会社が経験することになると思っています。そしてなかなかうまくいかない。
Googleあたりは日本法人でもなかなか厳しい基準の採用をしていると聞き、またネームバリューもあるのでかなり優秀な人材も集まっているでしょうから、もしやこうしたベースラインの問題もうまくクリアできているのかな、と思って見ていたんですが、さにあらず。
どころかもっとも本社との関係はうまくいっていない会社かも知れんなぁ。
「俺たち優秀だし、なにも別にいちいち本社の連中の意見なんて聞く必要ないし」などと思わず、そういう問題とは別に、色々な部署の色んな意見を聞いたり話したりするのは結構有用だぞ、とアドバイスしておきます。経験上。

2009-01
17
12:45:00
Kogan Agora発売無期延期


Kogan Agoraが互換性の問題のために発売を無期延期だそうです。
オーストラリアのAndroid携帯「Kogan Agora」、発売が無期延期に
初めての3G Androidだったのに、残念ですね。。
特に日本人では楽しみにしていた人も多かったのでは。
発売まであと数日というタイミングでは、Kogan社も苦渋の選択だったことでしょう。
問題の詳細はよくわかりませんが、スペックが標準に合っていなかったみたいですね。
Mobile Gazetteでは実質的にキャンセルだろうと伝えています。