Opera9.02がリリースされました。さっそくチェック。
メインはOpenSSLのRSA偽造問題対応などのSecuriry FIXぽいですが、他にもYouTubeなどの動画サイト対応も少し進んでいるようです。
OperaWatchによればYouTubeコンテンツのObjectタグで貼り付けた際の動作が改善されているとの事で、試してみると確かに9.01では動作しなかったのが正常に動くようになっていました。
例えばはてブの注目動画も9.02でちゃんと動きます。
ついでにYouTubeサイトで直接動作させた場合にも、以前は出てこなかったダウンロード進捗を示すバーがちゃんと表示されるようになりましたね。
やっと何とかIE並みになってきたかな。
でもまだタブを他タブに移すと再生が止まったりする・・。パラレルには動かないんですよね。これは以前からある現象で、一度直ったような気がしたんだけど、気のせいみたいでした。
JavScriptあたりの仕様も含めてOperaの根本的な問題なのかも。
また、全画面表示してもやはりまだちゃんと動かないです。
その他Operaでまだ不満なのは、DivX Stage6でWeb Playerがまともに動作しない点。
9.01までだとPlayerがロードされてスタートボタンを押しても何も起こらなかったのが、
9.02では何故か画面が二つに増えて再生ボタンを押すと最初の1秒程度を延々繰り返すところまでは「進歩」しましたが・・。うーん。
ということでまだ主に動画系サイトのためだけにIEを共用したりしています。
もう一歩なんですけどね。
今後に期待!
「IT」カテゴリーアーカイブ
2006-08
18
01:23:00
ソフトウェアでのロードバランシングは本当に使えるか
最近ソフトウェアによるロードバランジングネタがちょっとアツい。
元々は
チープなDNSラウンドロビンは高価なロードバランサの座を奪い返せるか
って記事が出て(これはこれで目から鱗だったのだけど)
そんなわきゃない>DNS RRはロードバランサの座を奪い返せるか
という突っ込みを経て
ロードバランサの運用.DSRって知ってますか?
DNSラウンドロビンとmod_proxy_balancerによるWebサイトの負荷分散(案)
という発展を見せてます。
リアルの仕事でもロードバランサーは頻繁に使うのだけどこれまではBIG-IPなどのハードウェアで対処してます。
つまり「リッチ・エンジニアリング」だったのだけど、ソフトウェアで手軽に担保できるのならそれに越したことはない!
実はずっと以前にソフトで対応できないか調べて挫折した経緯があり、果たしてこの2006年現在で、ソフトウェアによるロードバランシングが使えるレベルなのかどうか、ちょっと考えてみる。
因みに何一つ実際には試してませんので、そのつもりで。
2006-08
05
23:37:00
Opera 9.01リリース
Opera 9.01出ましたね。
さっそくインストールしましたが、いい感じ!
9.0の頃にあったバグが全てクリアされてました。
Bloglinesも自動的に更新されるし、YouTubeの再生も問題なし。コンテンツ・ブロックもスムーズに動作中。その他気付くところでは全く問題なし。
当たりのバージョンだと思うので、まだの人はぜひ。
とは言え、だったら最初からこの品質で出して欲しかったのも事実。
なんだけど、こんなのんびり具合もOpareらしくはあるんですが。
2006-06
28
21:17:00
POP version4?
GIGAZINEから。
POP version4だとか。
Post Office Protocol Version 4
Internet Draftになっている訳でもなくどういう経緯で考えられたのかちょっと分かりませんが、仕様自体はなかなか面白いです。
幾つかサマリーすると、
- ●サーバーサイド・フォルダ
- Inbox以外のフォルダを作成したり管理することが可能。Sent BoxとかTrashとか。
- ●メッセージID
- UIDLを使用する
- ●フラグ
- メッセージにフラグを付加可能
- ●メッセージ・パートの表示
- MIME構造を表示可能に。またパート単位での受信対応。
- ●容量管理
- フォルダの最大サイズを指定可能
- ●永続接続のサポート
- 繋ぎっぱなしにできるのでレスポンスが改善される(はず)
など。
IMAP4から仕様を吸収しているのが分かります。
言うなれば、IMAP4との折衷案といったところでしょうか。また一方で仕様が複雑になりそうなタグだとかサーバー・プッシュなどは排除されているのは面白いですね。
IMAP4は結局POP3ほどの広まりを見せませんでしたが、これは一言で言って、サーバーサイドで全て管理可能にしようとすると管理側の負荷コストが高くついてしまう事が原因だったでしょう。
メールは基本的にはクライアント側へダウンロードしてもらうことにして、POP3では対応しないフォルダ管理とか「美味しいところだけ」実装する、というのは意外に見極めとしてはいいかも知れません。
本当に使えるのなら使ってみたい気にはなりましたが、でも今更は広まらないんだろうなぁ。
2006-06
24
01:11:00
Google Calendar API C#ライブラリが1.0.2にバージョンアップ
いつの間にか、1.0.1 -> 1.0.2になっていました。
リリースノートに以下のような記載が。
added an AllDay flag to the When class to allow parsing and persting of all day events
以前「終日」予定が指定できないと書きましたが、これに対応したみたいですね。さすがに終日予定が指定できないのはまずいかったでしょうしね。
具体的には、WhenクラスにAllDay属性が追加されました。
QueryでAtomEntryを読み込めば終日の場合はこのAllDayがtrueになっているし、AllDayをtrueにしてInsert/Updateすれば終日予定になる、という訳ですね。
ol2gcではこのC#ライブラリを独自に変更して終日指定を可能にしていたのですが、1.0.2のコードを読むとほとんど同じでした。実はAllDayという属性名も同じです。
人間考えつくことは、大して変わらないもんだなぁ。
後は、C#のDeveloper’s Guideがもう少し詳細and分かり易くなってくれれば・・。