これまで大して必然性も感じていなかったのですが、ふいに入れてみると、Google Desktop Search(以下GDS)がとってもいい感じです。
「別にそんなにわざわざ専用ソフトを入れてまで検索したいデータはローカルに無いし」とか僕も思っていた口ですが、実際使ってみると便利この上ない。
何が意外だったかと言うと、まず1アクションでワードに関連した諸々のデータが引っ張り出せるのがこんなに便利とは思っていなかったこと。
単にメールから探したい時に、ついでに関連するファイルや同じメールでもその履歴がぞろぞろと出てきてくれると「ああ、これもあったなぁ」とか思い出させてくれるのは単純に楽で良いです。
2005-06
04
01:40:00
livedoor MAPがかなりいい
Google Maps対抗ということで、以前、マピオンラボとgoo ラボについて書きましたが、最近公開されたらしいlivedoor MAPが凄くいい感じです。
単純に、
- マピオンみたいにマウスで自由にぐりぐり出来る
- 早い!画像読み込みも瞬時なのでもたつき感が全然ありません。
- ランドマークもそれなりに使えそう
またスタンダード地図と簡単に切り替えてメール送信したり、スポット登録やルート検索も可能。
かなり使えるんじゃないでしょうか。個人的にはマピオンよりいいかも知れない。
というか、Operaで動く!というのがいいだけなのかも知れませんが(^^; (マピオンでは拒否されちゃうので)
# どうやら中身はインクリメントP(MapFan)みたいです。但しインクリメントPのサイトでは同様の機能は提供されていない模様です。
Google Mapsの影が自分の中では徐々に薄くなってきてしまいました。。日本の会社はユーザーフレンドリーなインターフェースとか、細かな詰めをさせると本当に能力あるかもとちょっと安心。
後はLocalとEarthだけだ!
2005-06
03
23:58:00
DNSネタ二題
DNSネタ二題ですが
■ITmedia: ICANN、アダルト用ドメイン「.xxx」を承認
アダルトサイト用の「.xxx」も然ることながら、「.jobs」「.travel」やカタロニア語用の「.cat」、郵便事業用の「.post」、モバイル関係用の「.mobi」なども予定されているとか。
全然ウォッチしていなかったので議論の方向性が分からず、ICANNのTLD構想の向かい先が不明でしたが、ちょっとニュースを追うとなかなか面白げな展開だったんですね。
モバイル端末専用の「.mobi」ドメインが必要な理由
Nokia、MSが推すモバイル新ドメイン「.Mobi」の狙いは?
ICANN、ドメイン名に関する新たな施策を発表
sTLDとは「スポンサー付きトップレベル・ドメイン」のことだそうで。つまり紐付きのレジストラーなんですね。(そんなに前から決まってたのか・・)
道理で一貫性も公共性も無さげな展開だと思った。
ただこれはこれでなかなか面白く、例えば.mobiは携帯端末向けを想定してIPv6で原則運営されるとか、そんなローカルなルールや規定も可能になるみたいです。
多様化とは言い方ですが、細分化でもある訳で、インターネットはますます分化の一途を辿りつつあるのかも知れません。
しかしどうせそこまで思い切るのなら、この際トップドメインも金次第で無制限でもいいんじゃないかとか思ったり。ルートドメインサーバーがますます悲鳴を上げるかも知れませんが・・。
■INTERNET Watch: ドリコム、ドメイン更新ミスでMyblog系のサイトにアクセスできない障害
Myblog系のサイト停止に関して
今回のようなことが起きた経緯としましては更新を忘れていたわけではなく、ドメイン管理会社様とのミスコミュニケーションより起ってしまいました。
弊社の担当のほうで管理画面よりドメインの更新をしようとしたところ、エラーになってしまったため、管理会社様の担当の方にお問い合わせをし、更新の旨を伝えて進めてもらっていたはずだったのですが、行き違いがあり作業がストップしていたようです。
とは言え前代未聞の事態だし、期限切れは分かっているのだから、アナウンスぐらい出せそうな気もするのは気のせいでしょうか。
まる一日ぐらいで復旧できて幸いでしたが、我が身を振り返って怖い思いをしている人も多いのではないかと。
# 昔から指摘され続けていることですが、DNSだけはインターネットに最後まで残り続けるアキレス腱かも知れませんね。
2005-05
14
23:08:00
Windowsにとうとうシェル環境が搭載の予定
またまた寡聞にして今頃知った感もありますが、次期WindowsのLonghornにMSH(Microsoft SHell ?)という、ほぼUnix/Linuxのshellに位置する機能が搭載される予定だそうです。
Note/dotNET/MSH
環境は.NET 2.0を必要とするCLRプログラムみたいですね。既にPreview版も配布が始まっているそうです。
Channel9のWikiに詳しいFAQもあり、サンプルコードなどもここから参照できます。
2005-05
14
16:04:00
いっぱい叩かれてしまった訳ですが
トラックバック頂いて気付きましたが、naoyaさんとかishinaoさんといった大御所の皆さんに先日の記事内容について、かなーり叩かれているみたいです。
naoyaさんとこのコメントなんかでは「指摘した人のオナニーのようなw(記事)」とか言われちゃってますし(泣
などと多少なりとも落ち込んでしまったので、おちゃらけで書き始めてしまいましたが、まずは色々ご意見ありがとうございました。
お二人の記事やコメントを拝見するに、「この程度のことを脆弱性と呼んで騒ぎ立てるな!」ということだと一応読ませて頂きました。
何が脆弱性で脆弱性とは言わないかは定義の問題でもあり、私の理解が間違っているなら訂正します。
私の理解ですが、ある別の脆弱性によって始めて発現する弱点があり、それがユーザーに不利益を被る可能性があるのであればそれを脆弱性といって報道などで喚起されても特に違和感は感じません。
一つには、たった一つの弱点によって攻撃がされることもあるでしょうが、複数の弱点が組み合わされて突かれるケースも結果としては同じことだからです。つまりこうした個々の表面化はしない可能性もあるリスクを一つ一つ取り除いていくのがセキュリティ確保の基本的な考え方でもあります。
次に、これを発現する元となる脆弱性(ここではCSS/XSS)はこれまで何度も様々な原因で問題となってきており、一般的には今後も同様の問題が出てくる可能性は高いと考えるべきでしょう。若しくは未だ対処されていない場合もあるやも知れず個々のユーザーでは既に条件を満たしているかも知れません。
三番目として、今回の場合はよりセキュアと広く理解されている手法は採用されておらず、次善策以下が積極的に採用されるのに理由が無いからです(アーキテクト上不能、などのケースはあるかも知れませんが)。この場合ユーザーへのインパクトはより大きくなる訳で、これをもって、より脆く弱い性質を保持していると理解しても差し支えないように思います。
同じ理由により、「POP3でも平文パスワードが流されている」といった類例は成り立たないと考えます。
とは言え所詮これは言葉の定義の問題です。
大多数がどのように理解するかなので、お前ごときがミスリードするな、と言われればそれは確かに(^^; その時は引っ込むようにします。
但し、故に「何が事実か」が十分に語られて個々の判断に足る情報が出来る限り得られることこそが重要と思っていますし、それが先の記事を結局書くことにした理由でもありました。
また簡単な感想なのですが、
「Webアプリケーション作るならセッション管理にはランダムなセッションIDぐらい使わないとなー」とか、「一応気付いたことがあったらベンダーに報告ぐらいはしておこう」というのは今日びの一般的エンジニアとしてはごく普通の感覚かとは思うのですが・・。
感性ずれてるでしょうか?私??
# なおPerlの件はセッションIDの取り扱い方について言語間で差異があるのかなという純粋な感想でしかないです。馬鹿にしたように読めてしまったとしたらすみませんでした。
今回のような件は私も初めてだったもので、考えることも多々ありました。
同様に、またご意見頂ければ嬉しく思いますので、宜しくお願いします。