既報の通り、ドコモが正式にiPhone 5s/5cを取り扱うことが発表された。
特に注目したいのはこのことが日本で初めての「三大キャリアが全く同じ機種を同じように販売する」ケースになる、ということだ。
これまでも確かに同じメーカーの同じベースモデルの機種が発売されたことはあるものの、アップルのiPhoneのようにどのキャリアにも全く同じ条件・環境での販売をさせるケースは初めてだ。実際にはiPhoneでも国や対応周波数などで微妙に異なるモデル(SKU)をキャリア毎に投入することはあるのだが、今回の場合は5sだと全キャリアでA1453という同じモデルらしいと噂されている。
端末が全く同じだと言うことになると、当然消費者がどのキャリアを選ぶか、またはキャリアがどのような差別化や訴求をしてくるかは、まずはネットワーク性能であり、そしてそれでダメだとなれば次に「料金プラン」ということになるだろう。
個人的には実はこの「料金プラン競争」にこそ注目している。それは「各社が全く同じiPhoneを販売せざるを得ない状況」で「本当の意味での料金プラン競争」が起きてくれるのでないかと願っているからだ。